Motion 5 - テキストパラメータを公開する

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テキストパラメータを公開する

テキストを含む「Final Cut タイトル」テンプレートまたは「Final Cut ジェネレー
タ」テンプレートを「Final Cut Pro X」内のクリップに適用すると、
「Final Cut Pro X」の「インスペクタ」にデフォルトの「テキスト」パネルが表示
されます。「Final Cut Pro」の「テキスト」パネルには、「Motion」の「テキス
ト」インスペクタと同じ多数のパラメータコントロール(「フォント」、「サイ
ズ」、「配置」など)が表示されます。

「Final Cut タイトル」テンプレートまたは「Final Cut ジェネレータ」テンプレー
トに、公開されたテキストパラメータが含まれている場合、それらのパラメータ
は、「タイトル」パネルという「Final Cut Pro」の「インスペクタ」内の別のパ
ネルに表示されます。「Final Cut Pro」で詳細なテキストパラメータを変更する
には、「Motion」でテンプレートを保存する前にテキストパラメータを公開しま
す。

「Motion」の「インスペクタ」の「フォーマット」、「スタイル」、および「レ
イアウト」パネルのテキストパラメータについて詳しくは、「

テキストを作成す

る/編集する

」を参照してください。

適用した Final Cut Pro テンプレート内のテキストを、「Final Cut Pro」の「ビュー
ア」でオンスクリーンコントロールを使って編集することもできます。ジェネ
レータ、タイトル、またはエフェクトテンプレート内のテキストは、これらのテ
キストのオンスクリーンコントロールを使って編集できます。「Motion」で「パ
ラグラフ」レイアウト(「テキスト」インスペクタの「レイアウト」パネルにあ
ります)で保存されたテキストは、「ビューア」でテキストをダブルクリックし
たときに、ルーラ付きで「Final Cut Pro」の「ビューア」に表示されます。
「Motion」で「レイアウト方法」ポップアップメニューから「タイプ」を選択し
て保存されたテキストは、画面上の変形ツールと一緒に、「Final Cut Pro」の
「ビューア」に 1 行に表示されます。

「Final Cut Pro X」でのテキストの操作について詳しくは、「Final Cut Pro X ヘル
プ」を参照してください。

「Final Cut Pro」の「インスペクタ」の「テキスト」パネル内のコントロールは、
「Motion」の「テキスト」インスペクタで使用できるコントロールとほぼ同じで
す。以下のリストにないパラメータを制御したい場合は、「Motion」でタイトル
またはジェネレータのテンプレート内の該当のパラメータを公開します。

• 「Final Cut Pro」の「インスペクタ」の「テキスト」パネルの基本フォーマット

のパラメータは、「Motion」の「テキスト」インスペクタの「フォーマット」
パネルと同じです(「コレクション」ポップアップメニューを除く):

• 「テキストのスタイル」プリセット・ポップアップ・メニュー(ラベルな

し)

• 「フォント」ポップアップメニュー

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Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する

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• 「スタイル」ポップアップメニュー

• 「サイズ」スライダ

• 「配置」ボタン

• 「縦方向の配置」ボタン

• 「行間」スライダ

• 「文字間隔」スライダ

• 「カーニング」スライダ

• 「ベースライン」スライダ

• 「Final Cut Pro」の「インスペクタ」の「テキスト」パネルには、「Motion」の

「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルに表示される次のような
「フェース」パラメータがあります:

• カラー/グラデーション/テクスチャのコントロール:「フェース」ポップ

アップメニューの選択内容に応じて、テキストの塗りつぶしの色、グラデー
ション、またはテクスチャを設定するために使用するコントロールのグルー
プ。開閉用三角ボタンをクリックすると、追加の調整パラメータが表示され
ます。

• 「不透明度」スライダ。

• 「ブラー」スライダ。

• 「Final Cut Pro」の「インスペクタ」の「テキスト」パネルには、「Motion」の

「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルに表示される次のような「ア
ウトライン」パラメータがあります:

• カラー/グラデーション/テクスチャのコントロール:「アウトライン」

ポップアップメニューの選択内容に応じて、テキストアウトラインの色、グ
ラデーション、またはテクスチャを設定するために使用するコントロールの
グループ。開閉用三角ボタンをクリックすると、追加の調整パラメータが表
示されます。

• 「不透明度」スライダ。

• 「ブラー」スライダ。

• 「幅」スライダ。

• 「Final Cut Pro」の「インスペクタ」の「テキスト」パネルには、「Motion」の

「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルに表示される、いくつかの
「グロー」パラメータがあります:

• カラー/グラデーション/テクスチャのコントロール:「グロー」ポップ

アップメニューの選択内容に応じて、テキストグローの色、グラデーショ
ン、またはテクスチャを設定するために使用するコントロールのグループ。
開閉用三角ボタンをクリックすると、追加の調整パラメータが表示されま
す。

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Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する

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• 「不透明度」スライダ。

• 「ブラー」スライダ。

• 「半径」スライダ。

• 「Final Cut Pro」の「インスペクタ」の「テキスト」パネルには、「Motion」の

「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルに表示される次のような「ド
ロップシャドウ」パラメータがあります:

• カラー/グラデーション/テクスチャのコントロール:「ドロップシャド

ウ」ポップアップメニューの選択内容に応じて、テキストのドロップシャド
ウの色、グラデーション、またはテクスチャを設定するために使用するコン
トロールのグループ。開閉用三角ボタンをクリックすると、追加の調整パラ
メータが表示されます。

• 「不透明度」スライダ。

• 「ブラー」スライダ。

• 「ディスタンス」スライダ。

• 「アングル」ダイヤル

「Motion」の「テキスト」インスペクタで使用できる「テキスト」エディタは、
「Final Cut Pro」の「インスペクタ」の「テキスト」パネルでも使用できます。
このテキストフィールドにより、「Final Cut Pro」の「ビューア」ではなく「イ
ンスペクタ」で、テキストを入力したり編集したりできます。「テキスト」エ
ディタは大量のテキストを操作する場合に便利です。

メモ: すでに「Final Cut Pro X」の「インスペクタ」の「テキスト」パネルにある
テキストパラメータを公開すると、そのパラメータは「Final Cut Pro」の「イン
スペクタ」の「タイトル」パネルと「テキスト」パネルに表示されます。「タイ
トル」パネル内のパラメータに変更を加えると、「テキスト」パネルの同じパラ
メータも変更されます。逆の場合も同様です。

「Motion」のほとんどすべてのテキストパラメータを公開できますが、テンプ
レートが「Final Cut Pro」内クリップに適用されても、関連するすべてのコント
ロールを使用できるわけではありません。たとえば、「レイアウト方法」パラ
メータが「パス」に設定されている場合は、パスのオンスクリーンコントロール
を使って「Motion」のキャンバスでテキストパスを編集できます。「Final Cut Pro」
ではテキストはそのパスの形状に沿って表示されますが、「Final Cut Pro」の
「ビューア」にはパスの形状を変更するためのオンスクリーンコントロールはあ
りません。「レイアウト方法」パラメータが公開されている場合は、
「Final Cut Pro」の「レイアウト方法」を変更できます(たとえば「パス」から
「ライン」に)。

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