Motion 5 - シャドウ

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シャドウ

ポイントライトやスポットライトが含まれる Motion シーンでは、影を落とすこ
とでより自然で現実的な効果を再現することができます。不透明や半透明のオブ
ジェクトによって光が遮られてほかのオブジェクトに届かないときに、影ができ
ます。「Motion」で影を表示するには、影を作るライトソース、影を落とすオブ
ジェクト、影が落とされる別のオブジェクトの 3 つが少なくとも必要です。複数
のライトがあると複数の影が作られますが、シーンにおけるオブジェクトの相対
位置や設定によって表示されるかどうかが決まります。

メモ: アンビエントライトと指向性ライトは、影を落としません。

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3D 合成

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警告:

影を持つ 3D オブジェクトに特定の変更を行うと、影が消えます。これ

は、グループの不透明度の調整やテキストオブジェクトのグロー属性の有効化
などの変更によって 3D オブジェクトがラスタライズされたときに発生します。
3D グループを平坦化すると、再び影を落とせるようになります。影の消失につ
いて詳しくは、「

シャドウとラスタライズ

」を参照してください。

「Motion」では、ライトソースが影を作るかどうか、およびシーン内の各オブ
ジェクトが影を受けるか、落とすか、またはその両方かを制御できます。また、
非表示でも影を落とすようにオブジェクトを設定することもできます。影の強
度、シャープネス、形状、位置は、ライトのタイプと位置および 3 つすべてのオ
ブジェクトの相対位置に依存します。

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3D 合成

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キャストシャドウとドロップシャドウ

モーショングラフィックス処理で使用される影の効果には、一般的なタイプと
してドロップシャドウとキャストシャドウの 2 つがあります。「Motion」では
両方の効果を作成できますが、それぞれ目的や用途が異なるため、それらの違
いを把握しておくと役立つ場合があります。キャストシャドウとドロップシャ
ドウは、不透明なオブジェクトによって光が遮られる現象をシミュレートしま
す。しかしキャストシャドウは、ライトソースと、影が落とされるオブジェク
トが必要な 3D エフェクトです。ドロップシャドウはキャストシャドウをシミュ
レートする 2D エフェクトですが、ライトソースは不要であるため、設定の範
囲はごくわずかです。

Cast shadow

Drop shadow

ドロップシャドウは、奥行きをシミュレートして、2D プロジェクトで前景オブ
ジェクトを背景と区別するときに広く使用されます。古典的なドロップシャド
ウ効果は、明るい色のタイトルで、背景が明るくても暗くてもテキストを読み
やすくするために使用されます。ドロップシャドウエフェクトは、仮想のライ
トソースによってオブジェクトの表面にシェーディングエフェクトが作成され
ず、影の位置は固定された方向に設定されます。

ドロップシャドウは、前景オブジェクトの一部としてレンダリングされるた
め、背景オブジェクトとの相互作用はありません。それでも、エフェクトであ
るため、外観をカスタマイズできます。柔らかさ、不透明度、位置、および色
を調整したり、ライトソースを操作することなくアニメートしたりできます。

キャストシャドウは本当の 3D 効果であり、外観はライトソースとシーン内の
ほかのオブジェクトによって決まります。キャストシャドウが複数ある場合は
それぞれが影響して、影が落とされるオブジェクトの表面と位置に基づいて影
の形状が決まります。

このセクションでは、「シャドウをキャスト」エフェクトについて説明しま
す。ドロップシャドウについては、「

ドロップシャドウ

」を参照してくださ

い。

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3D 合成