Motion 5 - グループおよびレイヤーをネストする

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グループおよびレイヤーをネストする

多数のレイヤーが含まれる大きなグループを整理したり、特殊なエフェクトを作
成したりする場合には、グループを別のグループの中に入れることができます。
これによって、複数のレイヤーおよびエフェクトが含まれるグループを作成し、
そのグループ全体を別のグループ内の単一レイヤーとして扱うといった柔軟な操
作ができます。さらに、この「親」グループをほかのいくつかのグループと組み
合わせて、単一エレメントとして扱うこともできます。これは

ネスティングまた

グループ化と呼ばれます。

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8

タイムラインを使う

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レイヤーやグループをネストする目的はさまざまです。そうすることでレイヤー
とエフェクトオブジェクト(ビヘイビア、フィルタ、マスクなど)を少ないコン
テナにグループ化できるので、コンポジットが単純になります。また、レイヤー
とエフェクトオブジェクトのグループを 1 つのオブジェクトとして操作すること
も可能になります。たとえば、タイトルの個々の文字(それぞれを個別にアニ
メーション)をネストして、画面を横切るようにその文字のグループをアニメー
トすることができます。ネストによって複雑なパーティクルシステムを作成する
ことも可能です。複数のレイヤーおよびエフェクトオブジェクトを 1 つのグルー
プにネストすれば、グループ全体をエミッタセルとして使用できます。パーティ
クルシステムについて詳しくは、「

パーティクルを操作する

」を参照してくださ

い。

メモ: 「グループ」コマンドを異なるグループ内のレイヤーに使用することはで
きません。

グループを別のグループの中に入れるには

1

「タイムライン」のレイヤーリストで、1 つのグループを別のグループ上にド
ラッグします。

移動先のグループが白の枠線で強調表示されます。

2

マウスボタンを放します。

ネスト対象のグループが移動先のグループの中に組み込まれます。

必要なレイヤーを選択して、「オブジェクト」>「グループ」と選択することも
できます(または Command + Shift + G キーを押します)。

メモ: ネストできるグループの数に制限はありません。

ネストしたグループを元の状態に戻すには

µ

ネストしてグループ化されたグループを選択して、「オブジェクト」>「グルー
プ解除」と選択します(または Command + Option + G キーを押します)。

ネストされたグループが個々のレイヤーに戻ります。別のグループ内のグループ
もグループ解除することができます。

ネストからグループを取り除くには

1

既存の親グループから、既存のすべてのグループより下の領域にグループをド
ラッグします。

「タイムライン」のレイヤーリスト領域のアウトラインが強調表示されます。

2

マウスボタンを放します。

グループが最初のグループの状態に戻ります。

グループ、レイヤー、またはエフェクトオブジェクトのトラックを削除するには

1

「タイムライン」のレイヤーリストで、グループ、レイヤー、またはエフェクト
オブジェクトを選択します。

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タイムラインを使う

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2

Delete キーを押します。

Control キーを押しながらオブジェクトをクリックし、次にショートカットメ
ニューから「削除」を選択して削除することもできます。

これらの操作はすべて複数のトラックに対して実行できます。たとえば、1 つの
オブジェクトを単にグループ 1 からグループ 3 に移動するのではなく、グループ
1 のオブジェクトを 2 つまたは 3 つ選択して、それらすべてを一度に移動するこ
とができます。

グループ、レイヤー、またはエフェクトオブジェクトの複数のトラックを選択す
るには

µ

「レイヤー」リストで、Command キーを押しながらトラックをクリックして選
択します。