Motion 5 - オーディオ

background image

ディオ」行にあります)をクリックし、ソースのオーディオトラックを選択し
ます。

• オーディオクリップ(またはオーディオ付きのビデオクリップ)を「プロジェ

クト」パネルの「メディア」リストから「ビヘイビア」インスペクタにある
「ソースオーディオ」ウェルへドラッグします。

「パラメータ」ビヘイビアの追加方法について詳しくは、「

「パラメータ」ビヘ

イビアを適用する

」を参照してください。

オーディオ

「パラメータ」ビヘイビアの「オーディオ」は、オーディオトラックの特定の情
報の解析を実行して、その解析に基づきアニメーションカーブをパラメータに適
用します。

「インスペクタ」のパラメータ

ソースオーディオ:

オーディオデータを読み取るオーディオトラックを設定し

ます。プロジェクト内のいずれか 1 つのオーディオトラックか、またはマスター
トラックに設定できます。オーディオクリップまたはオーディオを含むビデオク
リップを「ソースオーディオ」ウェルにドラッグするか、ポップアップメニュー
で、オーディオの解析に使うソースを選択します。

メモ: 「パラメータ」ビヘイビアの「オーディオ」をオブジェクトに適用するに
は、「オーディオタイムライン」のビヘイビアの位置にオーディオが表示されて
いる必要があります。

反応の対象:

実行するオーディオデータ解析のタイプを設定するポップアップ

メニューです。「振幅」または「遷移」を選択します。「振幅」に設定すると、
このビヘイビアは、該当する周波数のピーク値に対応します。「遷移」に設定す
ると、ビヘイビアは周波数内で発生した急激な変化に対応します。

グラフの範囲:

このビヘイビアによって解析される周波数の開始範囲を設定す

るポップアップメニューです。4 つのオプションがあります:「すべての周波
数」、「低音」、「中間音」、または「高音」。ここでの選択は、以下の「低帯
域」と「高帯域」パラメータの周波数範囲に影響します。

オーディオグラフ:

フレームごとのビヘイビアによって解析されたソースオー

ディオのデータを視覚的に表現するグラフです。

1575

23

オーディオを操作する

background image

オーディオグラフの下の「再生」ボタンを押して再生を開始すると、その再生し
ている間は、選択したソースオーディオのデータが表示されます。オーディオ解
析を行うと、「オーディオグラフ」領域に進行状況バーが表示されます。

「低帯域」、「高帯域」、「フロア」、および「上限」の値は、グラフの下側ま
たは右側の小さい三角形をドラッグすることで設定できます。グラフの下にある
4 つのスライダを使用することで、解析のための周波数や値に関係なく数値を設
定できます。

低帯域:

オーディオ解析の低帯域のしきい値を設定します。この値より高いオー

ディオ周波数のみが解析されます。値の範囲は 1 Hz 〜 22,050 Hz です。

高帯域:

オーディオ解析の高帯域のしきい値を設定します。この値より低いオー

ディオ周波数のみが解析されます。値の範囲は 1 Hz 〜 22,050 Hz です。

フロア:

オーディオ入力の最小値を設定します。これより低い結果は無視され

ます。値の範囲は、0 〜 1 です。

上限:

オーディオ入力の最大値を設定します。これより高い結果は無視されま

す。値の範囲は、0 〜 1 です。

なめらかさ:

結果のカーブを滑らかに表示するためにウインドウサイズを設定

します。0 以外の値を設定すると、エラー許容度 1 %でキーフレームの除去が開
始されます。値の範囲は、0 〜 10 です。このパラメータは「反応の対象」パラ
メータが「振幅」に設定されている場合のみ使用できます。

メモ: オーディオファイルによっては、「滑らかさ」の値が 7 より大きいとオー
ディオ再生が同期しなくなることがあります。

感度:

遷移を検出する感度を設定します。値の範囲は 0 %〜 100 %です。この

パラメータは「反応の対象」パラメータが「遷移」に設定されている場合のみ使
用できます。

チャンネル:

解析するオーディオチャンネルを設定します。値は「ミックス/

モノラル」、「左」、「右」のいずれかに設定されます。

メモ: マルチチャンネルのオーディオファイルをソースとして使用している場
合、オーディオの解析が正しく実行されるように「ミックス/モノラル」を選択
する必要があります。

ピーク:

オーディオ解析で生成されたピークカーブを描画する際のキー点のリ

ンク方法を設定します。値は、「シャープ」、「スムーズ」、「スクエア」、
「連続的」のいずれかに設定されます。

それぞれのピークの種類について、以下のリストに示します。

1576

23

オーディオを操作する

background image

メモ: 以下の例は参考のためのものです。「オーディオ」ビヘイビアはキーフ
レームを生成しないため、「キーフレームエディタ」にキーフレームは表示され
ません。

• シャープ: アニメーションカーブの各ピークは 3 つのキーフレームによって

示され、それらのキーフレーム間には直線が描かれます。選択したキーフレー
ムには、接線ハンドルはありません。

• スムーズ: アニメーションカーブの各ピークはベジェカーブを使って単一の

キーフレームによって描画されます。選択したキーフレームの接線ハンドルを
使って、カーブの形状を変更できます。

• スクエア: アニメーションカーブの各ピークは 4 つのキーフレームによって

描画されます。選択したキーフレームには、接線ハンドルはありません。

• 連続的: このアニメーションカーブはスムーズ補間のように動作しますが、

これらはピーク間を自動的に計算するため、ベジェハンドルは操作しません。

1577

23

オーディオを操作する

background image

アタック:

このアニメーションカーブは、カーブの最初のキーフレームと「オー

ディオ」ビヘイビアで生成されたカーブのピークとの間にあるフレームのオフ
セット量を示します。最初の値からピークに達するまでのカーブに含まれるフ
レームの数を「アタック」と呼びます。このパラメータは「反応の対象」パラ
メータが「遷移」に設定されている場合のみ使用できます。

Attack side of the curve

リリース:

このアニメーションカーブは、カーブの最後のキーフレームと「オー

ディオ」ビヘイビアで生成されたカーブのピークとの間にあるフレームのオフ
セット量を示します。ピークから最後の値に達するまでのカーブに含まれるフ
レームの数を「リリース」と呼びます。このパラメータは「反応の対象」パラ
メータが「遷移」に設定されている場合のみ使用できます。

適用モード:

オーディオの解析がカーブに影響を与える方式を設定します。値

は、「追加」、「除外」、「乗算」、「追加と除外」のいずれかに設定されま
す。

ディレイ:

表示されるキーフレームをオフセットするためのディレイ(フレー

ム数)を設定します。

調整:

オーディオの解析結果に影響を与える調整係数を設定します。

適用:

「オーディオ」ビヘイビアが適用されるオブジェクトパラメータを設定

します。

HUD コントロール
HUD には、「ソースオーディオ」、「反応の対象」、「グラフの範囲」、「オー
ディオグラフ」、「調整」、および「適用」コントロールが表示されます。

1578

23

オーディオを操作する

background image

プロジェクトを配布する準備ができたら、「共有」メニューにあるさまざまな出
力オプションを利用できます。これらのオプションを選択すると、レンダリング
されたプロジェクトが含まれるファイルが生成されます。

この章では以下の内容について説明します:

「共有」メニュー

(ページ 1579)

共有用のレンダリングオプション

(ページ 1580)

Apple デバイスで共有する

(ページ 1582)

ディスクで共有する/ディスクイメージを作成する

(ページ 1584)

メールで共有する

(ページ 1587)

ビデオ共有サイトで共有する

(ページ 1588)

QuickTime、オーディオ、イメージシーケンスメディアを書き出す

(ページ 1593)

フレームを書き出す

(ページ 1598)

HTTP ライブストリーミング用に書き出す

(ページ 1598)

Compressor を使って書き出す

(ページ 1599)

バックグラウンドレンダリング

(ページ 1601)

共有モニタについて

(ページ 1601)

「共有」メニュー

「共有」メニューには、プロジェクトを簡単に配布できるようにするさまざまな
オプションが表示されます。ほとんどのオプションは、「iTunes」に接続された
Apple デバイス、Blu-ray ディスク、特定の Web サイトなど、ターゲットが特定さ
れています。

放送品質または高圧縮率の QuickTime ムービー、イメージシーケンス、オーディ
オ、静止画像を書き出すためのオプションもあります。プロジェクトの必要に応
じて書き出し方法の設定値をカスタマイズできます。

1579