「編集」メニュー
このメニューには、「取り消し」、「カット」、「コピー」、「ペースト」な
ど、よく使用するコマンドがあります。また、オブジェクトの選択や削除、プロ
ジェクトの情報の変更、「Motion」のスペルチェッカの制御に関するコマンドも
あります。
• 取り消し: このコマンドは、「移動の取り消し」や「回転の変更の取り消し」
など、通常は最後に実行したコマンドの名前が先頭に付きます。このメニュー
項目を選択すると、その操作を実行する前の状態にプロジェクトが戻ります。
このメニュー項目が淡色で表示されている場合、取り消しは実行できません。
(Command + Z キー)
168
第 4 章
Motion のメニュー
• やり直し: このコマンドは、「移動のやり直し」や「回転の変更のやり直し」
など、通常は実行したコマンドの名前が先頭に付きます。1 つまたは複数の操
作が取り消されている場合のみ実行できます。このメニュー項目を選択する
と、取り消したばかりの操作を実行できます。(Command + Shift + Z キー)
• カット: 選択したコンテンツを取り除いてクリップボードに保存します。ク
リップボードのコンテンツは、後からペーストできます。(Command + X
キー)
• コピー: 選択したコンテンツをコピーしてクリップボードに保存します。ク
リップボードのコンテンツは、後からペーストできます。(Command + C
キー)
• ペースト: 現在クリップボードにあるコンテンツを、プロジェクトで現在選
択している部分に追加します。このコマンドは、クリップボードに何も保存さ
れていない場合や、クリップボードのコンテンツが現在の選択項目にペースト
できない場合は、使用できません。たとえば、テキストはキーフレームにペー
ストできません。(Command + V キー)
• ペースト(特別): クリップボードのコンテンツを「タイムライン」でアク
ティブになっている部分にペーストするときに、挿入する(既存のオブジェク
トをずらす)か、上書きする(既存のオブジェクトを新しいオブジェクトに置
き換える)かを選択できます。ほかにもオプションがあります。(Command
+ Option + V キー)
詳しくは、「
ペースト(特別)
」を参照してください。
• 複製: 現在の選択内容のコピーを作成してプロジェクトに追加します。
(Command + D キー)
• 削除: その時点で選択されているオブジェクトを削除します。ただし、「タ
イムライン」内のギャップはそのまま残ります。(Delete キー)
• リップル削除: 選択したオブジェクトを削除し、「タイムライン」内のギャッ
プを閉じます。(Shift + Delete キー)
• 時間を挿入: 「タイムライン」に空白のスペースを追加します。「時間を挿
入」は、「タイムライン」のルーラで時間の領域を選択してからのみ実行でき
ます。領域の詳細については、「
領域を使う
」を参照してください。
• 分割: 1 つのオブジェクトを 2 つのオブジェクトに分割し、それぞれを「タイ
ムライン」の別々のトラックに表示します。分割は、現在の再生ヘッドの位置
で実行されます。オブジェクトが選択されていない場合や再生ヘッドが選択し
たオブジェクト上にない場合、このメニューは淡色で表示されます。
• コントロールポイントを変形: シェイプまたはマスクの複数のコントロール
ポイントが選択されているときにこのコマンドを選択すると、ポイントの周囲
に変形ボックスが作成されます。(Command + Shift + T キー)
詳細については、「
複数のコントロールポイントを変形する
」を参照してくだ
さい。
169
第 4 章
Motion のメニュー
• すべてを選択: プロジェクト内のすべてのオブジェクトを選択します。
(Command + A キー)
• すべての選択を解除: プロジェクト内で選択されているすべてのオブジェク
トの選択を解除します。(Command + Shift + A キー)
• プロジェクトの情報: 「レイヤー」リストで「プロジェクト」オブジェクト
を選択し、「情報」インスペクタを開きます。このパネルで、プロジェクトの
設定を変更できます。(Command + J キー)
「情報」インスペクタについて詳しくは、「
プロジェクトの情報
」を参照して
ください。
• スペルと文法: このサブメニューに含まれるスペルチェックコントロールを
使って、選択したテキストでスペルや文法のミスを検索できます。
スペルチェッカーの使いかたについて詳しくは、「
テキストエディタでテキス
トを追加する
」を参照してください。
• スペルと文法を表示/隠す: システムの「スペルと文法」ダイアログを開
きます。このコマンドは、「レイヤー」リスト、キャンバス、または「テキ
スト」エディタでテキストの本体が選択されているときにのみ利用できま
す。詳しくは、Mac OS X ヘルプを参照してください。(Command +コロン
キー)
• 書類を今すぐチェック: 「テキスト」エディタ(「フォーマット」パネル
のテキスト入力領域)でテキストが選択されているときにこのコマンドを選
択すると、選択されているテキストに対してスペルチェックが実行されま
す。入力ミスやスペルミスのあるテキストに赤い下線が引かれます。このコ
マンドは、「テキスト」エディタで機能し、キャンバスでは機能しません。
(Command +セミコロンキー)
• 入力中にスペルチェック: 「テキスト」インスペクタの「フォーマット」
パネルにある「テキスト」エディタでテキストが選択されているときに利用
できます。自動スペルチェックの有効/無効を切り替えます。有効な場合、
チェックマークがメニュー項目の横に表示されます。このコマンドは、「テ
キスト」エディタで機能し、キャンバスでは機能しません。
• スペルと一緒に文法をチェック: 「テキスト」インスペクタの「フォーマッ
ト」パネルにある「テキスト」エディタでテキストが選択されているときに
利用できます。自動文法チェックの有効/無効を切り替えます。有効な場
合、チェックマークがメニュー項目の横に表示されます。文法ミスの可能性
があるテキストに赤い下線が引かれます。このコマンドは、「テキスト」エ
ディタで機能し、キャンバスでは機能しません。
170
第 4 章
Motion のメニュー
• スペルを自動的に修正: 「テキスト」インスペクタの「フォーマット」パ
ネルにある「テキスト」エディタでテキストが選択されているときに利用で
きます。スペルミスのある単語(先頭が大文字になっていない単語、改行さ
れていない単語など)が修正されます。このコマンドは、「テキスト」エ
ディタでのみ機能し、キャンバスでは機能しません。
• 検索と置換: 「検索と置換」ダイアログを開いて、Motion プロジェクト内で
単語や文字列を検索して変更できます。詳細については、「
テキストを検索す
る/置換する
」を参照してください。
• 特殊文字: このコマンドは、Mac OS X の一部です。「文字パレット」を開い
て、中点、矢印、通貨アイコンなどの特殊なテキスト文字を入力できます。
キャンバスでテキストオブジェクトに文字を入力するとき、または「テキス
ト」インスペクタで「テキスト」エディタに文字を入力するときに使用できま
す。