「キーフレームエディタ」
「キーフレームエディタ」では、継続時間中のフィルタ、ビヘイビア、その他の
エフェクトの属性を表示して変更できます。各パラメータは、時間の経過に伴っ
てパラメータの値が変化する様子を示すカーブとして表示できます。カーブ内の
ポイント(
キーフレームといいます)を操作すれば、各種の強力なエフェクトを
作成できます。「キーフレームエディタ」の使いかたについて詳しくは、「
キー
フレームとカーブ
」を参照してください。
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第 2 章
Motion のインターフェイス
「キーフレームエディタ」を表示するには
以下のいずれかの操作を行います:
µ
「ウインドウ」>「キーフレームエディタ」と選択するか、Command + 8 キー
を押します。
µ
ワークスペースの右下隅にある「キーフレームエディタを表示/隠す」ボタンを
クリックします。
キーフレームの基本
オブジェクトをアニメーション表示するには、「不透明度」などのパラメータ
に対して、2 つ以上のキーフレームをプロジェクト内の異なるポイントに作成
します。キーフレームは、パラメータの値の変化を記録するポイントです。た
とえば、オブジェクトがフレーム 1 では透明で、フレーム 120 では不透明にな
るアニメーションを作成するには、フレーム 1 で不透明度が 0 パーセントの値
に設定されたキーフレームと、フレーム 120 で不透明度が 100 パーセントの値
に設定されたキーフレームの 2 つのキーフレームを作成します。イメージは 120
のフレームにわたって、0 パーセントから 100 パーセントまでフェードインし
ます。隣接するキーフレーム間のスムーズなフェードイントランジションを
「
補間」と呼びます。
特定のパラメータ(「不透明度」や「回転」など)のキーフレームは、1 つの
時間軸上に配置されます。キーフレームの値によって線の形状が変わり、アニ
メーションカーブが作られます。あるキーフレームから別のキーフレームへ
カーブの種類(補間)を変えることで、アニメーションエフェクトを生み出す
ことができます。たとえば、キーフレームを「ベジェ」に設定すると、値がス
ムーズに変化します。キーフレームを「直線状」に設定すると、キーフレーム
間での直線が形成され、値が鋭角的に変化します。キーフレームとアニメー
ションカーブは、タイミングパネルにある「キーフレームエディタ」で変更す
ることができます。詳細については、「
キーフレームとカーブ
」を参照してく
ださい。
キーフレームは、実行するワークフローに合わせて次の 2 つの方法で設定でき
ます:
• 記録ボタン: 記録ボタンをオンにした後、キャンバス、「インスペクタ」、
または HUD 内のいずれかのパラメータを調整すると、キーフレームが追加さ
れます。
• 初期キーフレーム: パラメータにキーフレームを追加した後、キャンバス、
「インスペクタ」、または HUD でそのパラメータを調整すると、記録ボタン
の状況に関係なく、キーフレームが追加されます。
詳細については、「
キーフレームの設定方法
」を参照してください。
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第 2 章
Motion のインターフェイス
記録ボタンを使用して、画面を横切るようにオブジェクトを移動してキーフレー
ムを作成するには
1
キャンバスの下の「記録」ボタンをクリックして(または A キーを押して)、
キーフレームの記録をオンにします。
2
再生ヘッドを開始フレームに配置してから、キャンバスでオブジェクトを開始位
置に置きます。
3
再生ヘッドを前に進めてから、オブジェクトを目的の終了位置までドラッグしま
す。
編集可能なアニメーションパスがキャンバスに表示され、「キーフレームエディ
タ」に選択したオブジェクトのキーフレームが表示されます。
4
「記録」ボタンをクリックして(または、A キーを押して)、キーフレームの記
録をオフにします。
初期キーフレームを設定して、画面を横切るようにオブジェクトをアニメートす
るには
1
キャンバスで、オブジェクトを目的の開始位置に配置します。
2
位置の初期キーフレームを作成するには、以下のいずれかの操作を行います:
• Control + K キーを押します。
メモ: Control + K キーを押すと、オブジェクトの最後に修正したパラメータに
キーフレームが追加されます。
• 「情報」インスペクタで、「位置」パラメータのアニメーションメニュー(右
側にある下向きの矢印)をクリックし、「キーフレームを追加」を選択しま
す。
メモ: アニメーションメニュー(下向きの三角形)と「キーフレームを追加/
削除」ボタンは、「インスペクタ」のパラメータ行の末尾にポインタを置くと
表示されます。Control キーを押しながらパラメータ名をクリックして、ショー
トカットメニューを表示することもできます。
• 「情報」インスペクタで、「位置」パラメータの「キーフレームを追加/削
除」ボタンをクリックします。
現在の再生ヘッド位置にキーフレームが追加され、パラメータが「インスペク
タ」に赤で表示されます。
3
再生ヘッドを新しいタイム位置に移動します。
4
オブジェクトをキャンバス内の別の位置に移動します。
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第 2 章
Motion のインターフェイス
現在の再生ヘッドの位置にキーフレームが追加されます。プロジェクトを再生す
ると、設定した時間内でオブジェクトが移動します。