RAM プレビュー
キャンバスでプロジェクトを再生すると、「Motion」は、複雑な計算を実行して
オブジェクトとエフェクトを描画し、各フレームに表示します。これを
レンダリ
ングといいます。プロジェクトは、「情報」インスペクタで指定されたフレーム
レートにできる限り近い速度で再生されます。しかし、高度で複雑なプロジェク
トでは、フレームレートが極端に低下することがあるため、プロジェクトを最大
のフレームレートで再生するとどのように見えるか分かりにくくなります。
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第 2 章
Motion のインターフェイス
プロジェクトを部分的にレンダリングし、そのフレームを RAM に保存できます。
この方法によって、プロジェクトを最大のフレームレートで再生して確認できま
す。この機能を RAM プレビューといいます。再生範囲、選択オブジェクト、ま
たはプロジェクト全体をレンダリングできます。フレームがレンダリングされる
と、進行状況を示すダイアログが表示され、レンダリング中のフレーム、残りの
フレーム、処理の残り時間が示されます。
RAM プレビューは、「停止」ボタンをクリックすれば中断できます。レンダリ
ングされた部分は、RAM に保存されます。
メモ: プロジェクトは部分ごとに複雑度が異なるため、「残り時間」の値は不正
確な場合があります。
プロジェクト全体を RAM プレビューするには
µ
「マーク」>「RAM プレビュー」>「すべて」と選択します。
「RAM プレビュー」ダイアログが表示され、進行状況バーが表示されます。RAM
プレビューが完了すると、ダイアログが閉じます。
RAM に保存されている部分がプロジェクトにある場合、緑色のグローが「タイ
ムライン」のルーラの下部とミニタイムラインに表示されます。
RAM Preview indicator
in Timeline ruler
RAM Preview indicator
in mini-Timeline
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第 2 章
Motion のインターフェイス