Final Cut Pro X 用のトランジションを作成する
「Final Cut Pro X」で使うためにカスタムトランジションを作成するには、「Final
Cut トランジション」テンプレートを使用します。
「プロジェクトブラウザ」について詳しくは、「
プロジェクトブラウザ
」を参照
してください。「Final Cut Pro」でのトランジションの適用と編集について詳し
くは、「Final Cut Pro ヘルプ」を参照してください。
トランジションテンプレートを作成するには
1
「Motion」で、「ファイル」>「プロジェクトブラウザから新規作成」と選択し
ます(または、Command + Option + N キーを押します)。
「プロジェクトブラウザ」が表示されます。
2
「プロジェクトブラウザ」で、「Final Cut トランジション」をクリックし、「プ
リセット」ポップアップメニューからプロジェクトサイズを選択します。
重要:
必ず、Final Cut Pro プロジェクトで使用する予定の最も高い解像度のテン
プレートを作成してください。
3
「開く」をクリックします(または Return キーを押します)。
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第 11 章
Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する
すでに目的のプリセットを選択済みの場合は、「プロジェクトブラウザ」で「Final
Cut トランジション」をダブルクリックすることができます。
「トランジション A」と「トランジション B」という 2 つのプレースホルダのレ
イヤーが含まれている、新しい名称未設定の Motion プロジェクトが開きます。
4
プレースホルダに参照用のイメージを追加して作業をプレビューするには、以下
の操作を行います:
a
「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」から「レイヤー」リストの「トラ
ンジション A」レイヤー上(またはキャンバスの「トランジション A」の矢印
の上)に、イメージをドラッグします。ポインタがカーブポインタになった
ら、マウスボタンを放します。
b
「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」から、2 番目のイメージを「レイ
ヤー」リスト内の「トランジション B」レイヤーにドラッグします。ポインタ
がカーブポインタになったら、マウスボタンを放します。
イメージは必ず、「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」からプレースホ
ルダに直接ドラッグしてください。イメージを誤って新しいレイヤーに置いた
場合、イメージをプレースホルダのレイヤーに移動することはできません。
イメージは「トランジション A」および「トランジション B」プレースホルダ
のレイヤーに追加されてキャンバス内の矢印のグラフィックに置き換わり、プ
ロジェクトとサイズが異なる場合はサイズ変更されます。これらのイメージ
は、作成中のトランジションの結果をプレビューするために使われる一時的な
メディアとして機能します。これは Final Cut Pro X トランジションでは使用さ
れません。
5
「トランジション A」と「トランジション B」を変更して、フィルタやビヘイビ
アなどのエフェクトの組み合わせを使って、トランジションの途中でそれらが互
いに流れ込むようにします。たとえば、「トランジション A」が「トランジショ
ン B」にフェードインするときに画面を横切るレンズフレアをアニメートしま
す。
テンプレートを設計する際は、トランジションの前にあるクリップ A の末尾をト
ランジションの開始に合わせ、トランジションの終了をトランジションの後にあ
るクリップ B に合わせるための、最良の方法を考えてください。たとえば、プ
レースホルダ A がフルスクリーンで始まりプレースホルダ B がフルスクリーンで
終わるトランジションでは、不快なジャンプを回避できます。トランジションの
プレースホルダの間のデフォルトの動作はカットのため、たいていの場合は、
「タイムライン」でオーバーレイするようにプレースホルダのタイムバーを調整
してトランジションをスムーズにしてから、キーフレームまたはビヘイビアを
使って不透明度をアニメートする必要があります。
メモ: 「Final Cut Pro」環境設定のデフォルトのトランジションの長さの設定を無
効にして、トランジションテンプレートの継続時間を使用するには、「レイヤー」
リストで「プロジェクト」オブジェクトを選択し、「情報」インスペクタの「FCP
継続時間を上書き」チェックボックスを選択します。
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第 11 章
Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する
フィルタの操作方法について詳しくは、「
フィルタを使う
」を参照してくださ
い。ビヘイビアについて詳しくは、「
ビヘイビアを使う
」を参照してください。
6
「Final Cut Pro」のユーザにパラメータの変更を許可するには、アクセスできる
ようにしたい各パラメータの「アニメーション」ポップアップメニューから「公
開」を選択します。
パラメータを公開すると、カスタムエフェクトをクリップに適用したときに、
ユーザインターフェイスのコントロール(スライダ、チェックボックス、または
ダイヤル)を「Final Cut Pro」の「インスペクタ」で使用できるようになります。
公開されたパラメータは、「Final Cut Pro」で調整したりキーフレーム設定した
りできます。詳しくは、「
テンプレート内のパラメータを公開する
」を参照して
ください。
7
オプション:作成したトランジションに満足できたら、テンプレートからプレ
ビューイメージを削除できます。これには、「トランジション」レイヤーのそれ
ぞれを選択してから、「イメージ」インスペクタで「消去」ボタンをクリックし
ます。
一時的なイメージは削除されます。
8
「ファイル」>「保存」と選択してから、以下の操作を行います:
a
保存ダイアログで、テンプレートの名前を入力します。
名前を指定しないと、テンプレートは「Final Cut Pro」の「トランジションブラ
ウザ」に「新規テンプレート」と表示されます。
b
「カテゴリ」ポップアップメニューでカテゴリを選択します。
独自のカテゴリを作成することもできます。カテゴリは、「Motion」の「プロ
ジェクトブラウザ」と「Final Cut Pro」の「トランジションブラウザ」に表示さ
れます。
c
必要に応じて、「テーマ」ポップアップメニューでテーマを選択します。
テーマは作成することもできます。テーマは、「Motion」の「プロジェクトブ
ラウザ」と「Final Cut Pro」の「テーマブラウザ」に表示されます。テーマは、
テンプレートの分類に役立つメタデータ・タグです。「Motion」の「プロジェ
クトブラウザ」のテーマとカテゴリについて詳しくは、「
プロジェクトブラウ
ザ
」を参照してください。
d
プロジェクト内で使用されていないメディア(「メディア」リスト内のメディ
アやオーディオのうち、テンプレートで使用されていないもの)を保持するに
は、「使用していないメディアを含める」を選択します。
e
「Motion」の「プロジェクトブラウザ」にプレビュームービーを表示したい場
合は、「プレビュームービーを保存」を選択します。
9
「公開」をクリックします。
テンプレートと残りのメディアが保存され、「Final Cut Pro」の「トランジショ
ンブラウザ」に書き出されます。
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