フィールドの深度のコントロール
「フィールドの深度」設定は、「インスペクタ」の「カメラ」パネルにありま
す。「フィールドの深度」のコントロールでは、「近焦点」および「遠焦点」パ
ラメータを変更することで、焦点の範囲を設定することができます。その範囲外
にあるオブジェクトはぼやけます。ピント外れのエフェクトをレンダリングする
ときに使用するブラーのタイプと度合いを変更することもできます。
DOF ブラー度合い:
ピント外れのオブジェクトに適用されるブラーの最大量を
制御するスライダです。
焦点オフセット:
オブジェクトに焦点が合う、カメラからの距離を設定するス
ライダです。
近焦点:
焦点が合う一番近い位置を設定するスライダです。焦点距離からのオ
フセットをピクセル数で指定します。
遠焦点:
焦点が合う一番遠い位置を設定するスライダです。焦点距離からのオ
フセットをピクセル数で指定します。
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第 21 章
3D 合成
無限焦点:
遠焦点を無限に設定するためのチェックボックスです。「遠焦点」
スライダの設定内容よりも優先されます。
フィルタ:
ピント外れの領域をレンダリングするときに使用するブラーアルゴ
リズムのタイプを設定するポップアップメニューです。オプションとして「ガウ
ス」と「焦点ぼけ」があります。「焦点ぼけ」設定ではより写実的な効果をレン
ダリングしますが、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
ヒント: 最適な結果を得るために、シーンの設定時は「ガウス」を使用し、最終
出力時に「焦点ぼけ」を使用してください。
シェイプにフィルタをかける:
「フィルタ」ポップアップメニューが「焦点ぼ
け」に設定されている場合は、このポップアップメニューを使用して、ディスク
シェイプまたはポリゴンシェイプのレンダリングカーネルを選択します。シェイ
プが異なると、生成されるブラーパターンがわずかに異なり、異なるタイプのカ
メラレンズがシミュレートされます。
サイド:
「シェイプにフィルタをかける」ポップアップメニューで「ポリゴン」
が選択されているときに、このスライダでポリゴンの辺の数を設定します。
深度:
深度を「放射状」または「平面状」に設定するポップアップメニューで
す。一般に放射状の方がより写実的な結果が得られますが、人工的に見えてしま
う場合もあります。カメラで「DOF ブラー度合い」が高い値に設定されている場
合、オブジェクトがフレームの端に近い場合、オブジェクトが非常に大きい場
合、オブジェクトが回転している場合などが当てはまります。このような場合
は、「平面状」に切り替えると、よい結果が得られることがあります。