Motion 5 - フィールドの深度のコントロール

background image

フィールドの深度のコントロール

「フィールドの深度」設定は、「インスペクタ」の「カメラ」パネルにありま
す。「フィールドの深度」のコントロールでは、「近焦点」および「遠焦点」パ
ラメータを変更することで、焦点の範囲を設定することができます。その範囲外
にあるオブジェクトはぼやけます。ピント外れのエフェクトをレンダリングする
ときに使用するブラーのタイプと度合いを変更することもできます。

DOF ブラー度合い:

ピント外れのオブジェクトに適用されるブラーの最大量を

制御するスライダです。

焦点オフセット:

オブジェクトに焦点が合う、カメラからの距離を設定するス

ライダです。

近焦点:

焦点が合う一番近い位置を設定するスライダです。焦点距離からのオ

フセットをピクセル数で指定します。

遠焦点:

焦点が合う一番遠い位置を設定するスライダです。焦点距離からのオ

フセットをピクセル数で指定します。

1429

21

3D 合成

background image

無限焦点:

遠焦点を無限に設定するためのチェックボックスです。「遠焦点」

スライダの設定内容よりも優先されます。

フィルタ:

ピント外れの領域をレンダリングするときに使用するブラーアルゴ

リズムのタイプを設定するポップアップメニューです。オプションとして「ガウ
ス」と「焦点ぼけ」があります。「焦点ぼけ」設定ではより写実的な効果をレン
ダリングしますが、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

ヒント: 最適な結果を得るために、シーンの設定時は「ガウス」を使用し、最終
出力時に「焦点ぼけ」を使用してください。

シェイプにフィルタをかける:

「フィルタ」ポップアップメニューが「焦点ぼ

け」に設定されている場合は、このポップアップメニューを使用して、ディスク
シェイプまたはポリゴンシェイプのレンダリングカーネルを選択します。シェイ
プが異なると、生成されるブラーパターンがわずかに異なり、異なるタイプのカ
メラレンズがシミュレートされます。

サイド:

「シェイプにフィルタをかける」ポップアップメニューで「ポリゴン」

が選択されているときに、このスライダでポリゴンの辺の数を設定します。

深度:

深度を「放射状」または「平面状」に設定するポップアップメニューで

す。一般に放射状の方がより写実的な結果が得られますが、人工的に見えてしま
う場合もあります。カメラで「DOF ブラー度合い」が高い値に設定されている場
合、オブジェクトがフレームの端に近い場合、オブジェクトが非常に大きい場
合、オブジェクトが回転している場合などが当てはまります。このような場合
は、「平面状」に切り替えると、よい結果が得られることがあります。