すべてのレイヤーを表示
「すべてのレイヤーを表示」キーコマンドを使用すると、プロジェクトのすべて
のエレメントが視覚的に表示され、操作するエレメントを選択することができま
す。
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第 7 章
基本的な合成
プロジェクトのすべてのレイヤーを表示するには
1
キャンバス内の任意の場所をクリックします。
2
Shift + X キーを押します。
プロジェクトのレイヤーが一時的に縮小され、キャンバス全体に表示されます。
プロジェクトの各レイヤーは、キャンバスで白いフレームによって表されます。
ポインタをフレームに合わせると、レイヤーの名前が表示されます。
Before
After Expose command
3
操作するレイヤーを選択します。
レイヤーが元の位置に移動して元の状態に縮小/拡大され、エレメントがキャン
バスで選択され、選択されているレイヤーの最初のフレームに再生ヘッドが移動
します。
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第 7 章
基本的な合成
「タイムライン」は「Motion」インターフェイスの中でも非常に柔軟で役に立つ
要素であり、ここでプロジェクトのタイミングをすべて制御できます。複数のオ
ブジェクトが同時に開始または終了するようにオブジェクトを一列に並べたり、
オブジェクトを延長または短縮したり、クリップの使用する部分を変更したりす
る場合、必要なツールはすべて「タイムライン」に用意されています。
各オブジェクトを選択したフレームで開始して終了するように配置できます。さ
らに、複数のエフェクトを配置して同時に適用することも可能です。オブジェク
トの継続時間を制御するだけでなく、ノンリニアビデオ編集アプリケーションと
同様に、一般的なトリム操作を実行してオブジェクトを編集することもできま
す。
追加のコントロールを使って、マスク、フィルタ、ビヘイビア、キーフレーム、
およびオーディオ要素を操作できます。「タイムライン」のルーラを使用すれ
ば、エフェクトのタイミングとの同期を正確に制御できます。トラックをロック
して変更できないようにしたり、オブジェクトを一時的に隠したり、オーディオ
とビデオのリンクを管理したりする機能もあります。
キャンバスの下部(「タイムライン」とツールバーの上)には、ミニタイムライ
ンと呼ばれる「タイムライン」の簡略バージョンが表示されます。このミニタイ
ムラインによって、選択しているオブジェクトがプロジェクト全体のどこにある
のかがすぐに分かります。また、ここにあるコントロールを使えば、タイミング
パネルを開かなくても、移動、トリム、スリップなどの編集をすばやく実行でき
ます。
この章では以下の内容について説明します:
•
「タイムライン」について
(ページ 366)
•
「タイムライン」のレイヤーリスト
(ページ 369)
•
オブジェクトを「タイムライン」のレイヤーリストに追加する
(ページ 375)
•
トラック領域にレイヤーを追加する
(ページ 379)
•
タイムラインでオブジェクトを編集する
(ページ 386)
•
ルーラを使用する
(ページ 401)
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