グループとレイヤーの順序
「Motion」のインターフェイスでは、すべてのプロジェクトが「レイヤー」リス
トの一番上にあるプロジェクトオブジェクトによって視覚的に表示されます。プ
ロジェクトオブジェクトの下には、プロジェクトを構成するグループ、イメージ
レイヤー、およびエフェクトオブジェクトが表示されます。「レイヤー」リスト
のレイヤーおよびオブジェクトは、カメラ、ライト、およびリグを除き、すべて
グループに属している必要があります。
純粋な 2D プロジェクトでは、「レイヤー」リストに表示されるレイヤーとグ
ループの順序(「
レイヤーの順番」と呼ばれます)によって、キャンバスで前面
に表示されるイメージレイヤーが決まります。この章で説明するツールを使うに
は、プロジェクト内のレイヤーやグループが正しい順序で表示されるように配置
する必要があります。レイヤーの順番について詳しくは、「
「レイヤー」リスト
で整理し直す
」を参照してください。
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第 7 章
基本的な合成
オブジェクトとレイヤー
「Motion」では、「レイヤー」リスト(および「タイムライン」)で積み重ね
て表示されるすべての要素を
オブジェクト と呼ぶことができます。オブジェク
トには、最終的なコンポジットを構成するために組み合わせて使用されるイ
メージ、エフェクト、ビデオクリップ、オーディオクリップ、ライト、カメ
ラ、およびその他の項目の範囲全体が含まれます。
レイヤーは、キャンバスに
表示されるイメージベースのあらゆる要素(ムービークリップ、静止画像、
シェイプ、テキスト、パーティクルシステム、リプリケータなど)として定義
される特殊な種類のオブジェクトです。したがって、三角形のシェイプの回転
はレイヤーですが、そのシェイプをアニメートするビヘイビアはレイヤーでは
ありません。セピアトーンのビデオクリップはレイヤーですが、暖かみのある
昔風のクリップにする「セピア」フィルタはレイヤーではありません。
「Motion」のマニュアルでは、「オブジェクト」という用語は多くの場合、コ
ンポジションに影響を及ぼしたりコンポジションを構成したりする操作可能な
要素すべてのスーパーセットを表すために使用されます。
一方「レイヤー」は
常に、影響を受けるイメージベースの要素を指します。