クローンレイヤーを作成する
モーショングラフィックスのプロジェクトでは、プロジェクトのほかの部分で複
雑なレイヤーを複数回再使用する必要があることがあります。レイヤーを複製し
たり、カット&ペーストしたりすることもできますが、元のレイヤーをアップ
デートした場合、変更はコピーには適用されません。これらの変更を追跡するの
は、単調でありながら手のかかる作業です。同じフィルタやマスクをレイヤーの
複数のコピーに適用する場合は、「クローンレイヤーを作成」コマンドを使用し
てください。クローンレイヤーを作成すると、再生やレンダリングのパフォーマ
ンスを向上させるという利点もあります。
クローンレイヤーは、イメージ、ビデオクリップ、グループ、パーティクルシス
テム、テキスト、シェイプおよびリプリケータから作成できます。
クローンレイヤーを作成するには
以下のいずれかの操作を行います:
µ
クローンを作成するレイヤーを選択し、「オブジェクト」>「クローンレイヤー
を作成」と選択します(または、K キーを押します)。
µ
キャンバスで Control キーを押しながらレイヤーをクリックし、ショートカット
メニューで「クローンレイヤーを作成」を選択します。
µ
「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で Control キーを押しながらレイヤー
をクリックし、ショートカットメニューから「クローンレイヤーを作成」を選択
します。
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第 7 章
基本的な合成
クローンレイヤーが作成され、キャンバス内で元のレイヤーの上に表示されま
す。「レイヤー」リストには、デフォルトの名前「クローンレイヤー」で表示さ
れます。名前の横にクローンレイヤーのアイコンが表示されます。
クローンレイヤーは、元のレイヤーから「回転」、「調整」、「不透明度」、
「ブレンドモード」、「ドロップシャドウ」情報を継承します。クローンレイ
ヤーの
作成後にソースレイヤーの情報のいずれかを調整した場合、それは、ソー
スレイヤーから作成されたどのクローンレイヤーにも反映されません。クローン
レイヤーは、ソースレイヤーのフィルタとマスクに対する変更のみを継承しま
す。
重要:
ビヘイビアに対する変更は、そのビヘイビアがソースレイヤーのフィル
タやマスクに影響しない限り、クローンレイヤーには反映されません。
クローンレイヤーは、ソースレイヤーとまったく同じようにキャンバスや「タイ
ムライン」で操作できます。
重要:
リタイミングされたレイヤーから作成されたクローンは、ソースレイヤー
の「フレームの合成」パラメータから変更された「フレームの合成」パラメータ
を持つことはできません。