ポップアップメニュー
ポップアップ・メニュー・ウィジェットは、チェックボックスウィジェットに似
ていますが、3 つ以上のパラメータ状態(スナップショット)の保存が可能で
す。ポップアップ・メニュー・ウィジェットの各項目はスナップショットを表し
ます。ポップアップメニューで項目を選択すると、プロジェクト内の影響を受け
るパラメータが別の保存済み状態に切り替わります。
「リグ」インスペクタのアクティブ化チェックボックス(選択すると青色で強調
表示されます)や「レイヤー」リスト(ポップアップ・メニュー・ウィジェット
の横にあります)のアクティブ化チェックボックスを操作しても、このポップ
アップメニューの構成パラメータは影響を受けません。
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第 10 章
リグを使用する
ポップアップ・メニュー・ウィジェットには、「リグ」インスペクタと「ウィ
ジェット」インスペクタ内の以下のコントロールが含まれます:
ポップアップ:
複数の保存済みスナップショットを切り替えるには、このウィ
ジェットコントロールを使用します。
名称変更:
ポップアップメニューの項目のカスタムの名前を入力するには、こ
のボタンを使用します。
追加/削除:
ポップアップメニューに項目を追加するには、「追加」ボタン
(+)をクリックします。リストの項目を取り除くには、「削除」ボタン(-)
をクリックします。各項目は、新しいスナップショットを表します。
編集モード:
「開始」ボタンをクリックすると、スナップショットの記録が有
効になります。スナップショットの記録について詳しくは、「
パラメータスナッ
プショットを管理する
」を参照してください。
メモ: (編集モードボタンまたは「
パラメータスナップショットを管理する
」で
説明されている方法を使って)スナップショットを記録すると、影響を受けるパ
ラメータ(「インスペクタ」またはキャンバスのコントロールで変更するパラ
メータ)がウィジェットに追加されます。スナップショットの記録が終了する
と、変更したパラメータの新しいコントロールが「ウィジェット」インスペクタ
に表示されます。これらのパラメータは、ほかのインスペクタパネルにある同一
のパラメータの複製です。リグにより制御されるパラメータには、「インスペク
タ」のパラメータ行の右側に特殊なアイコン(ジョイスティック)が表示されま
す。
初期値:
このコントロール(「オプション」セクション)を使って、ポップアッ
プ・メニュー・ウィジェットが 「Final Cut Pro X」でテンプレートとして公開お
よび使用されるときの初期値を設定します。3 つのオプションがあります:
• 最後に保存した値:テンプレートを「Final Cut Pro」で使用するときのポップ
アップメニュー値は、デフォルトでは、プロジェクトを最後に保存したときに
割り当てられたメニュー項目になります。このオプションでは、ポップアップ
メニューが一定の状態に保たれますが、ユーザはほかの状態を手動で選択する
ことができます。これはデフォルトの設定です。
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第 10 章
リグを使用する
• 順番:「Final Cut Pro」の 1 つのプロジェクトでテンプレートが使用されるたび
に、このポップアップメニューの設定が変わって、使用できるメニュー項目が
順に変わります。テンプレートがはじめて使用されるとき、デフォルトでは、
このポップアップメニューは最初のメニュー項目になります。次にテンプレー
トが使用されるときには、ポップアップメニューは 2 番目のメニュー項目に設
定される、というように続きます。たとえば、ワイプの形状を制御するポップ
アップ・メニュー・ウィジェットが割り当てられているワイプのトランジショ
ンテンプレートでは、テンプレートを「Final Cut Pro」の「タイムライン」には
じめて追加したときのワイプは「星」で、次にテンプレートを「Final Cut Pro」
の「タイムライン」に適用したときにはワイプは「円」になる、などとなりま
す。
• ランダム:テンプレートが「Final Cut Pro」で使用されるたびに、デフォルト
で、このポップアップメニューから別のメニュー項目が設定されます。たとえ
ば、タイトルのフォントを制御するポップアップ・メニュー・ウィジェットが
割り当てられたタイトルテンプレートでは、タイトルがプロジェクトで連続し
て使用されるたびに、フォントはフォントリストからランダムに選択されま
す。