4 コーナー固定で「ソースに合わせる」を使う
ソースフッテージによっては、前景要素の最終固定サイズとは異なる位置にある
参照ポイントを使用して、要素をコーナー固定しなければならない場合がありま
す。このためには、「ソースに合わせる」オプションを使用して、トラックをオ
フセットします。次の基本的な例では、トラッキング対象の参照パターン(ドッ
トのマーカー)が、コーナーではなく、ピクチャフレームの内側に配置されてい
ます。
The orange visual aid (the orange
outline) represents the resulting
size of the corner-pinned image.
The orange visual aids circle the
tracking reference points.
トラッキング参照ポイント(ドットのマーカー)がフレームの内側のエッジと重
なっていないため、4 つのトラックからイメージをオフセットする必要がありま
す。そうしないと、次の例のように、コーナー固定された最終的なイメージが小
さすぎてしまいます。
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第 22 章
モーショントラッキング
メモ: この例では、フレームのコーナーをトラッキングすることもできます。た
だし以下のセクションの手順では、事前に定義したトラッキングマーカー(物理
的なオブジェクトに配置されたマーカー)がトラッキング対象の参照ポイントか
らオフセットされているときに、「ソースに合わせる」パラメータを使ってオブ
ジェクトを 4 コーナー固定する方法の簡単な例を説明します。
前景のイメージからオフセットされた参照ポイントをトラッキングするには
1
上記のワークフローのいずれかを使用し(「
「マッチムーブ」を使用して 4 コー
ナー固定する
」を参照)、「マッチムーブ」ビヘイビアを使用して 4 コーナー固
定を設定します。
2
「ビヘイビア」インスペクタの「変形」ポップアップメニューから「ソースに合
わせる」を選択します。
3
キャンバスで、トラッキングマーカーまでトラックをドラッグします。
イメージは影響を受けず、元の位置にロックされたままです。
4
HUD または「ビヘイビア」インスペクタで、「解析」ボタンをクリックします。
前景要素が背景要素上で固定されます。
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第 22 章
モーショントラッキング