フェードイン/フェードアウト
オブジェクトを徐々に表示したり消したりすることができます。「フェードイン
/フェードアウト」ビヘイビアは、適用先のオブジェクトの不透明度に作用しま
す。オブジェクトの先頭で不透明度 0 パーセントから不透明度 100 パーセントへ
とフェードインし、オブジェクトの最後で不透明度 0 パーセントに戻ります。
フェードインとフェードアウトは、両方の継続時間を 0 フレームに設定するとエ
フェクトをなくすこともできます。
メモ: このビヘイビアは、乗算的に作用します。つまり、「フェードイン/フェー
ドアウト」の各パラメータが、オブジェクトの現在の不透明度に掛け合わされ
て、最終的な透明度のレベルが決まります。
「フェードイン/フェードアウト」ビヘイビアは、アニメートされる要素をプロ
ジェクト内に挿入したり、プロジェクトから削除したりする場合に便利です。た
とえば、ゆっくりと画面を横切るテキストに「フェードイン/フェードアウト」
を適用すると、徐々に現れて、オブジェクトの継続時間の最後に向かって徐々に
消えていくようになります。
メモ: 「フェードイン/フェードアウト」ビヘイビアは、カメラやライトには適
用できません。
「インスペクタ」のパラメータ
フェードイン時間:
フレーム単位で指定するスライダです。オブジェクトの最
初のフレームから始まる、不透明度 0 パーセントから 100 パーセントへのフェー
ドインに要する継続時間を指定します。継続時間を 0 フレームにすると、オブ
ジェクトが直接表示されることになり、オブジェクトがただちに現れます。
フェードアウト時間:
フレーム単位で指定するスライダです。オブジェクトの
最後のフレームから戻る形で、不透明度 100 パーセントから 0 パーセントへの
フェードアウトに要する継続時間を指定します。継続時間を 0 フレームにする
と、オブジェクトを直接非表示にすることになり、オブジェクトは、ただちに消
えます。
始点のオフセット:
ビヘイビアのエフェクトの開始を遅らせるために使うスラ
イダです。「タイムライン」における位置の最初のフレームが基準になります。
このパラメータを調整して、ビヘイビアの開始を遅くします。このパラメータの
値は、フレーム単位で指定します。
456
第 9 章
ビヘイビアを使う
終点のオフセット:
ビヘイビアのエフェクトの終了位置をフレーム単位でオフ
セットするために使うスライダです。「タイムライン」における位置の最後のフ
レームが基準になります。このパラメータを調整することで、「タイムライン」
でビヘイビアが実際に終了するよりも前に、ビヘイビアを停止できます。このス
ライダを使って、オブジェクトの終了位置から「フェードアウト」エフェクトの
終点をオフセットします。
HUD コントロール
HUD では、フェードインおよびフェードアウトの継続時間を視覚的に制御でき
ますが、これらは「ビヘイビア」インスペクタにある「フェードイン時間」およ
び「フェードアウト時間」の各パラメータと同一のものです。フェードインおよ
びフェードアウトの影の付いた傾斜のある領域の中をドラッグして、それぞれの
継続時間を調整します。
メモ: HUD 内で視覚的に移動できる範囲を超えてもドラッグを続ければ、フェー
ドインおよびフェードアウトの継続時間を延長できます。
Fade out
Fade in