「リタイミング」ビヘイビア
「リタイミング」ビヘイビアは、タイミングを変更するため、イメージシーケン
ス、QuickTime ムービー、およびクローンレイヤーに適用されます。「リタイミ
ング」のエフェクトには、ホールドフレームの作成、再生速度の変更、クリップ
の反転、スタッタやストローブエフェクトの作成などがあります。
重要:
「リタイミング」ビヘイビアは、QuickTime ムービー、イメージシーケン
ス、またはクローンレイヤーにしか適用できません。つまり、「リタイミング」
ビヘイビアをパーティクルエミッタに適用することはできませんが、パーティク
ルエミッタのインスタンスには適用できるということになります。レイヤーのク
ローンについて詳しくは、「
クローンレイヤーを作成する
」を参照してくださ
い。
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第 9 章
ビヘイビアを使う
「リタイミング」ビヘイビアと「インスペクタ」の「タイミング」
コントロールの違い
クリップを選択すると、タイミングパラメータのセットが「情報」インスペク
タに表示されます。これらのコントロールでも、「リタイミング」ビヘイビア
の一部のエフェクト(クリップの低速化、高速化、ループ、反転など)と同じ
効果を得ることができますが、「タイミング」コントロールの効果はクリップ
全体に作用します。「リタイミング」ビヘイビアの利点は、その効果が作用す
るクリップの部分を指定できる点にあります。「インスペクタ」の「タイミン
グ」コントロールを使ってクリップのタイミングを変更すると、「リタイミン
グ」ビヘイビアでも同じ変更が有効になります。たとえば、「タイミング」パ
ラメータでクリップの速度を 50 %に変更した場合、「リタイミング」ビヘイビ
アは、その半分の速度のクリップをソースとして使用します。「インスペク
タ」の「タイミング」コントロールについて詳しくは、「
リタイミング
」を参
照してください。
次のセクションでは、「リタイミング」ビヘイビアについて説明します:
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