キーフレームエディタでビヘイビアとキーフレームを結合する
ビヘイビアの作用を受けているパラメータを「キーフレームエディタ」で表示す
ると、そのパラメータについて、2 本のカーブが現れます。背景にある編集不可
のカーブは、ビヘイビアによって影響を受けたパラメータを表しています。この
最初のカーブには、キーフレームはありません。そのカーブの上に重なっている
ビヘイビアのエフェクトを表示しているカーブは、パラメータの編集可能なカー
ブです。
パラメータには、ビヘイビアをオブジェクトに適用する前または後のいずれで
も、キーフレームを適用できます。すでにビヘイビアの作用を受けているパラ
メータにキーフレームを適用すると、キーフレームによるカーブの値がビヘイビ
アの生成する値とフレームごとに結合されます。結果として背景のカーブによっ
て表示される値が引き上げられたり引き下げられたりします。背景のカーブは、
ビヘイビアのアニメーションの値を表示するだけではなく、そのパラメータに作
用するすべての値の合計を表示します。
Editable curve
Behavior effect curve
「キーフレームエディタ」で、キーフレームを上げ下げすると、ビヘイビアが生
成する値を修正することになり、背景のカーブも引き上げられたり引き下げられ
たりします。
重要:
「インスペクタ」に表示される、影響を受けるパラメータの値には、そ
のパラメータに適用されているキーフレームとビヘイビアが結合された値が反映
されます。「インスペクタ」でパラメータの値を編集すると、キーフレームが適
用されているかどうかにかかわらず、基礎となっているパラメータの値が変化す
るだけです。その後、このパラメータの値が、ビヘイビアのエフェクトと結合さ
れて最終的な値となり、入力した値と異なることもあります。
「キーフレームエディタ」でのキーフレームの使いかたについて詳しくは、「
キー
フレームとカーブ
」を参照してください。
重要:
キーフレームを複数のビヘイビアと結合する場合は、適用するビヘイビ
アの組み合わせによって、結果が予測不可能なものになることもあります。
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第 9 章
ビヘイビアを使う
オブジェクトのすべてのパラメータに適用されているビヘイビアをキーフレーム
に変換できます。キーフレームと結合しているビヘイビアを変換すると、そのパ
ラメータに作用しているすべてのビヘイビアとキーフレームをまとめたものが、
一連のまばらなキーフレームに変わります(キーフレームの少ないカーブ)。そ
の結果、「キーフレームエディタ」に表示されていた背景のカーブの形をそっく
り写した、最終的なアニメーションのカーブを得ることができます。これらの
キーフレームは、その後「キーフレームエディタ」で編集することができます。
以下のスクリーンショットは、前の例のビヘイビアとキーフレームを、同じモー
ションを再現する単一のキーフレーム設定チャンネルに変換した結果ですが、こ
れは編集が可能な手法です。
ビヘイビアの、キーフレームへの変換について詳しくは、「
ビヘイビアをキーフ
レームに変換する
」を参照してください。