Motion 5 - 反復

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反復

「反復」ビヘイビアは、パラメータに対して 2 つの値を交互に適用することで、
そのパラメータをアニメートします。1 分あたりの反復回数のほか、大きい値と
小さい値をどのくらい離すかを、カスタマイズすることができます。「反復」ビ
ヘイビアは、あらゆる種類の周期的なエフェクトを作り出すことができます。た
とえば、オブジェクトの「回転」の情報に対して「反復」ビヘイビアを適用する
と、オブジェクトは左右の回転を繰り返します。これは、「反復」ビヘイビアで
設定された「振幅」の値が、元の「回転」の値に加算および減算されることで、
「回転」の情報が周期的に増減するために起こります。

また、「調整」パラメータの「X」の値に「反復」ビヘイビアを適用すると、オ
ブジェクトの幅が周期的に変わり、ビヘイビアの継続時間にわたって幅が繰り返
し伸縮します。

「反復」ビヘイビアは加算的に作用します。つまり、適用先のパラメータの元の
値に加算されることで、値が生成されます。

「インスペクタ」のパラメータ

波形:

反復の波の形状を選択できるポップアップメニューです。選択肢は、

「サイン(デフォルト)」、「矩形」、「のこぎり波」、「三角波」です。

• サイン: デフォルトで選択されている波形の「サイン」では、値の間を補間

するスムーズなアニメーションが作成されます。たとえば、オブジェクトの
「不透明度」パラメータに「反復」を適用し、「波形」を「サイン」に設定す
ると、オブジェクトはフェードインとフェードアウトを規則正しく繰り返しま
す。

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ビヘイビアを使う

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• 矩形: 矩形波では値が急激に変化します。たとえば、オブジェクトの「不透

明度」パラメータに「反復」を適用し、「波形」を「矩形」に設定すると、オ
ブジェクトは、まるで電灯のスイッチをオン/オフしているかのように点滅し
ます。

• のこぎり波: 「のこぎり波」は時間をかけて上昇した後、急激に下降します。

たとえば、オブジェクトの「不透明度」パラメータに「反復」を適用し、「波
形」を「のこぎり波」に設定すると、調光器を使って徐々に光を強くしてから
スイッチを切った場合のように、オブジェクトはゆっくりとフェードインした
後、急激にフェードアウトします。

• 三角波: 「三角波」は「サイン」と同じように、値の間を補間するスムーズ

なアニメーションを作成しますが、変化はより急激なものになります。たとえ
ば、オブジェクトの「不透明度」パラメータに「反復」を適用し、「波形」を
「三角波」に設定すると、「サイン」よりも急激にフェードインとフェードア
ウトを繰り返します。

位相:

ビヘイビアで、指定した反復の開始点を調整するためのスライダです。

このパラメータを使うと、複数のオブジェクトに位相だけが異なる「反復」ビヘ
イビアを適用することで、すべてが違って見えるようにすることができます。

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ビヘイビアを使う

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波高:

パラメータが反復する範囲の最大値を調整するためのスライダです。適

用先のパラメータは、「振幅」の値と「振幅」の値を負にした値との間を行き来
します。値を大きくすると、毎回の反復の始点から終点にかけて大きく振れるこ
とになります。

速度:

反復の速度を、反復回数/分で調整するためのスライダです。値を大き

くすると、反復が速くなります。

半分の範囲:

このチェックボックスを選択すると、サイン波(またはその他の

波形)は原則として半分にカットされ、値 0 をまたがなくなります。たとえば
「振幅」を 100 に設定すると、パラメータは 100 と- 100 の間を反復します。し
かし「半分の範囲」を選択すると、パラメータは 100 と 0 の間を反復します。
「振幅」が- 100 に設定されると、パラメータは- 100 と 0 の間を反復します。

ヒント: 位置パラメータに「反復」を適用し、「波形」を「サイン」に設定し、
「半分の範囲」を選択すると、バウンドするようなエフェクトが作成されます。

始点のオフセット:

ビヘイビアのエフェクトの開始を遅らせるために使うスラ

イダです。「タイムライン」における位置の最初のフレームが基準になります。
このパラメータを調整して、ビヘイビアの開始を遅くします。このパラメータの
単位は、フレーム数です。

終点のオフセット:

ビヘイビアのエフェクトの終了位置をフレーム単位でオフ

セットするために使うスライダです。「タイムライン」における位置の最後のフ
レームが基準になります。このパラメータを調整することで、「タイムライン」
でビヘイビアが実際に終了するよりも前に、ビヘイビアを停止できます。エフェ
クトを停止するのに、「タイムライン」でビヘイビアの終了点をトリムする代わ
りに、このスライダを使うと、オブジェクトの残りの継続時間にわたって、エ
フェクトの最後の状態をそのまま維持させておくことができます。ビヘイビアの
終了点をトリムすると、オブジェクトのパラメータが元の状態にリセットされま
す。

適用:

「適用」ポップアップメニューには、影響を受けるパラメータが表示さ

れ、このビヘイビアを別のパラメータに割り当て直すのに使うことができます。

HUD コントロール
HUD では、「位相」、「振幅」、「速度」、「半分の範囲」の各パラメータを
調整でき、「反復」ビヘイビアの適用先パラメータを変更することもできます。

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ビヘイビアを使う

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関連ビヘイビア

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速度