ランプ
「ランプ」ビヘイビアでは、アニメートできるあらゆるパラメータで、「始点の
値」から「終点の値」にかけて徐々に進む変化を作り出すことができます。変化
の速度は、「タイムライン」での「ランプ」ビヘイビアの長さと、ビヘイビアの
「終点の値」によって決まります。その他のパラメータによって、変化をどのよ
うに起こすか、速度を持続するかどうか、時間の経過につれて加速するかどうか
を決めることができます。
「ランプ」は、幅広い用途に使うことのできるビヘイビアです。「調整」の情報
に適用すると、「縮小/拡大」ビヘイビアのように機能します。「不透明度」の
情報に適用すると、オブジェクトをさまざまな方法でフェードイン/アウトする
ことができます。「ランプ」ビヘイビアは、「Motion」のほかのビヘイビアに似
せて使うだけでなく、任意のパラメータに適用することができます。
メモ: このビヘイビアは加算的に作用します。つまり、適用先のパラメータの元
の値に加算されることで、値が生成されます。
たとえば、バーグラフのさまざまな部分をアニメートして、各部分が一定の長さ
まで伸びるようにするには、各バーの「クロップ」パラメータに「ランプ」ビヘ
イビアを適用します。
各バーの開始「クロップ」値を調整しておけば、「ランプ」ビヘイビアによって
「上」クロップパラメータが上がり、バーが伸びていく様子を表現できます。各
「ランプ」ビヘイビアの「終点の値」パラメータをそれぞれのバーを伸ばす長さ
に設定すれば、でき上がりです!
Before
After using Ramp to animate
Top Crop parameters
「インスペクタ」のパラメータ
始点の値:
「ランプ」ビヘイビアの最初のフレームで、適用先のパラメータに
加算される値です。
終点の値:
「ランプ」ビヘイビアの最後のフレームで到達する値です。「ラン
プ」ビヘイビアを適用しているパラメータは、ビヘイビアの表示時間にわたっ
て、元の値に「始点の値」を加えた値から、「終点の値」を加えた値に変化しま
す。
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第 9 章
ビヘイビアを使う
湾曲:
このパラメータを使って、「速度」ビヘイビアが、「始点の値」から「終
点の値」まで変化する際の加速を緩やかにすることができます。「湾曲」の値を
大きくすると、「イーズイン/イーズアウト」のエフェクトになり、変化がゆっ
くりと始まって、ビヘイビアが進行するにつれて徐々に速度を増し、その後、
徐々に減速して、ビヘイビアの終了点に達すると停止します。「湾曲」は、「タ
イムライン」でのビヘイビアの長さで決まるため、エフェクトの全体的な継続時
間には影響を及ぼしません。
始点のオフセット:
ビヘイビアのエフェクトの開始を遅らせるために使うスラ
イダです。「タイムライン」における位置の最初のフレームが基準になります。
このパラメータを調整して、ビヘイビアの開始を遅くします。このパラメータの
単位は、フレーム数です。
終点のオフセット:
ビヘイビアのエフェクトの終了位置をフレーム単位でオフ
セットするために使うスライダです。「タイムライン」における位置の最後のフ
レームが基準になります。このパラメータを調整することで、「タイムライン」
でビヘイビアが実際に終了するよりも前に、ビヘイビアを停止できます。エフェ
クトを停止するのに、「タイムライン」でビヘイビアの終了点をトリムする代わ
りに、このスライダを使うと、オブジェクトの残りの継続時間にわたって、エ
フェクトの最後の状態をそのまま維持させておくことができます。ビヘイビアの
終了点をトリムすると、オブジェクトのパラメータが元の状態にリセットされま
す。
適用:
「適用」ポップアップメニューには、影響を受けるパラメータが表示さ
れ、このビヘイビアを別のパラメータに割り当て直すのに使うことができます。
HUD コントロール
HUD では、ランプの「始点の値」、「終点の値」、「湾曲」の各パラメータを
調整でき、適用先パラメータの変更も行うことができます。
関連ビヘイビア
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反復
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速度