ドリフト吸着
「吸着」ビヘイビアに似ていますが、引力のあるオブジェクトを通り過ぎて、再
び戻ることを繰り返すことはありません。デフォルトでは、適用先のオブジェク
トは、引力のあるオブジェクトに向かって移動し、やがて停止します。
「インスペクタ」のパラメータ
サブオブジェクトに適用:
このパラメータは、このビヘイビアが、グループ、
パーティクルエミッタ、リプリケータ、テキストレイヤーなど、複数のオブジェ
クトを含むオブジェクトに適用されたときに表示されます。このチェックボック
スを選択すると、親オブジェクト内のすべてのオブジェクトは、個別に作用を受
けます。このチェックボックスの選択を解除すると、親オブジェクト内のすべて
のオブジェクトが一様にビヘイビアの作用を受けます。
オブジェクト:
引力のあるオブジェクトを指定するイメージウェルです。対象
となるオブジェクトを設定するには、「レイヤー」リストのオブジェクトを、
「ドリフト吸着」の HUD や「インスペクタ」にある「オブジェクト」ウェルま
でドラッグします。「レイヤー」リストでは、対象とするオブジェクトを、「ド
リフト吸着」ビヘイビアの上へドラッグすることもできます。
強度:
引力のあるオブジェクトに向かってオブジェクトが移動する速度を指定
するためのスライダです。値を 0 にすると、オブジェクトはまったく動きませ
ん。値を大きくするほど、より速くオブジェクトが移動します。
減衰タイプ:
「影響」パラメータで指定された距離まで、直線的に減衰するか、
幾何級数的に減衰するかを決めるためのポップアップメニューです。
• 直線状: オブジェクトの引力が、オブジェクトとの距離に比例して減衰して
いきます。
• 幾何級数的: 影響範囲内でオブジェクトに近付くほど引き付ける力はより強
くなり、引き付ける速度も速くなります。
減衰速度:
この値によって、このビヘイビアによるオブジェクト間での力が、
どの程度の速さで減衰するかが決まります。「減衰速度」の値を小さくすると、
引力のあるオブジェクトに向かって移動する速度の増加率が大きくなります。
「減衰速度」が大きいと、オブジェクトはより緩やかに加速します。「幾何級数
的」に設定すると、引力は「直線状」に設定した場合よりも速く減衰します。
影響:
影響範囲の円の半径をピクセル単位で指定するスライダです。引力の影
響する範囲にあるオブジェクトは、引力のあるオブジェクトに向かって移動しま
す。影響範囲の外側にあるオブジェクトは、その場にとどまります。
ドラッグ:
引き寄せられたオブジェクトが引力のあるオブジェクトを通り過ぎ
る距離を、短くするために使うスライダです。「ドラッグ」の値を小さくする
と、オブジェクトは、引力のあるオブジェクトを通り過ぎて、それよりも先へ動
いては、再び引力のあるオブジェクトに引き戻されるという動きを繰り返しま
す。「ドラッグ」の値が大きいと、オブジェクトは、より早く停止します。
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第 9 章
ビヘイビアを使う
範囲 X、Y、Z:
影響を受けた(1 つまたは複数の)オブジェクトが、引力のある
オブジェクトにドリフトされる空間を指定するボタンです。たとえば、X と Y を
有効にすると、オブジェクトは XY 面上でドリフトし、Y と Z を有効にすると、
YZ 面上でドリフトします。
HUD コントロール
HUD には、引力として使うオブジェクトを割り当てる「オブジェクト」ウェル、
強度やドラッグを調整するスライダ、それに、座標軸割り当て用のコントロール
があります。複数のオブジェクトを含むオブジェクト(グループ、パーティク
ル、テキスト、リプリケータなど)に適用した場合は、「サブオブジェクトに適
用」チェックボックスも HUD に表示されます。
関連ビヘイビア
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吸着
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引き寄せ
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