「シーケンステキスト」のコントロール
「シーケンステキスト」ビヘイビアの「ビヘイビア」インスペクタには、次のパ
ラメータコントロールがあります。
パラメータ(「追加」および「取り除く」):
「追加」および「取り除く」ポッ
プアップメニューを使って、シーケンスにテキストのフォーマットおよびスタイ
ルのパラメータを追加したり取り除いたりすることができます。パラメータを選
択すると、「追加」および「取り除く」ポップアップメニューの上にそのパラ
メータのコントロールが表示されます。「追加」ポップアップメニューには
「フォーマット」、「フェース」、「アウトライン」、「グロー」、および「ド
ロップシャドウ」の 5 つの項目があり、さらに各項目にサブメニュー項目があり
ます。
• フォーマット: サブメニューから 8 つのフォーマットパラメータのいずれか
を選択します。「位置」、「不透明度」、「調整」、「回転」、「文字間隔」、
「ベースライン」、「イタリック体」、「文字のオフセット」があります。
「文字のオフセット」以外のパラメータは、「テキスト」インスペクタの
「フォーマット」パネルにもあります。(テキストのフォーマットパラメータ
について詳しくは、「
テキストフォーマットを編集する
」を参照してくださ
い。)
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第 17 章
テキストをアニメーションする
「文字のオフセット」オプションを選択すると、文字をアルファベット順また
は数字順でオフセットできます。オフセットの量は、パラメータに設定する値
によって決まります。次の図では、「文字のオフセット」と「位置」をシーケ
ンスしています。「文字のオフセット」の値は 3 です。オフセット値の文字が
順に変わって、元の語である「offset 123」になります。
「追加」ポップアップメニューから「フォーマット」>「文字のオフセット」
と選択すると、「ビヘイビア」インスペクタに「文字セット」ポップアップメ
ニューが表示されます。このメニューには 2 つのオプションがあります。「大
文字/小文字と桁数を保持」と「完全な Unicode」です。「大文字/小文字と
桁数を保持」を選択すると、オフセットした文字で、元のテキストの大文字は
大文字に、小文字は小文字に、数字は数字に保たれます。たとえば、このオプ
ションを選択すると、大文字は大文字のまま、各文字の文字位置だけが循環し
ます。
メモ: オンスクリーンコントロールを使ってテキストユニットの縮小/拡大、
位置、または回転を操作すると、「シーケンステキスト」ビヘイビアに「フォー
マット」のパラメータが追加されます。オンスクリーンコントロールを使って
テキストのシーケンスを設定する方法について詳しくは、「
「シーケンス処
理」の「カスタム」オプションを使用する
」を参照してください。
• フェース: シーケンスできる 4 つのフェースパラメータのいずれかを選択し
ます。「カラー」、「不透明度」、「ブラー」、「四隅の角」があります。
フェースのパラメータについて詳しくは、「
「スタイル」パネルの「フェー
ス」テキストコントロール
」を参照してください。
• アウトライン: シーケンスできる 6 つのアウトラインパラメータのいずれか
を選択します。「カラー」、「不透明度」、「ブラー」、「幅」、「レイヤー
の順番」、「四隅の角」があります。テキストアウトラインのパラメータにつ
いて詳しくは、「
「スタイル」パネルの「アウトライン」テキストコントロー
ル
」を参照してください。
• グロー: シーケンスできる 8 つのグローパラメータのいずれかを選択します。
「カラー」、「不透明度」、「ブラー」、「半径」、「調整」、「オフセッ
ト」、「レイヤーの順番」、「四隅の角」があります。テキストグローのパラ
メータについて詳しくは、「
「スタイル」パネルの「グロー」テキストコント
ロール
」を参照してください。
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第 17 章
テキストをアニメーションする
• ドロップシャドウ: シーケンスできる 7 つのドロップシャドウ・パラメータ
のいずれかを選択します。「カラー」、「不透明度」、「ブラー」、「調整」、
「ディスタンス」、「アングル」、「四隅の角」があります。テキスト・ド
ロップシャドウのパラメータについて詳しくは、「
「スタイル」パネルの「ド
ロップシャドウ」テキストコントロール
」を参照してください。
シーケンス処理:
このポップアップメニューでは、シーケンスアニメーション
がテキストユニット単位でどのように動くかを設定します。(テキストユニット
は、文字、単語、行、またはテキストオブジェクト全体のいずれかで、後述の
「ユニットのサイズ」ポップアップメニューで設定します。)「シーケンス処
理」ポップアップメニューには 5 つの項目があります:
• 終了: 元のパラメータ値から開始してシーケンスビヘイビアに設定した値で
終了するように、アニメーションを設定します。たとえば、不透明度の元の値
が 100 %で、「シーケンテキスト」パラメータで不透明度を 0 %に設定した場
合、テキストユニットは開始時点では完全に不透明で、最終的に完全に透明に
なります。
• 開始: シーケンスビヘイビアに設定した値から開始して元のパラメータ値で
終了するように、アニメーションを設定します。たとえば、不透明度の元の値
が 100 %で、「シーケンテキスト」パラメータで不透明度を 0 %に設定した場
合、テキストユニットは開始時点では完全に透明で、最終的に完全に不透明に
なります。これは「シーケンス処理」ポップアップメニューの「終了」オプ
ションと正反対の処理です。
• スルー: 元のパラメータ値から開始し、シーケンスビヘイビアに設定した値
に動いてから、元のパラメータ値に戻るというサイクルを経過するように、ア
ニメーションを設定します。たとえば、不透明度の元の値が 100 %で、「シー
ケンテキスト」パラメータで不透明度を 0 %に設定した場合、テキストユニッ
トは開始時点では完全に不透明で、透明になった後、再び完全に不透明になり
ます。
• スルー反転: シーケンスビヘイビアに設定した値から開始し、元のパラメー
タ値に変化した後、シーケンスビヘイビアに設定した値に戻るというサイクル
を逆方向に経過するように、アニメーションを設定します。たとえば、不透明
度の元の値が 100 %で、「シーケンテキスト」パラメータで不透明度を 0 %に
設定した場合、テキストユニットは開始時点では完全に透明で、不透明になっ
た後、再び完全に透明になります。これは「スルー」シーケンス処理オプショ
ンと正反対の処理です。
• カスタム: キーフレームを使って、「シーケンステキスト」パラメータに設
定した値をアニメーションがどのように動くかを設定できます。「シーケンス
処理」パラメータから「カスタム」を選択すると、「ずれ」コントロール(後
述)の「最小」パラメータと「最大」パラメータが「量」パラメータに置き換
わり、「解決」ポップアップメニューが表示されます。
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第 17 章
テキストをアニメーションする
ユニットのサイズ:
このポップアップメニューでは、アニメーションのシーケ
ンスの単位を、「文字」(デフォルト設定)、「文字(スペースなし)」、「単
語」、「行」、「すべて」、または「カスタム」(キーフレームの範囲)に設定
します。
• 文字: テキストの文字単位(スペースを含む)でアニメーションをシーケン
スします。
• 文字(スペースなし): 「文字」設定と同様に文字単位でシーケンスします
が、スペースは文字として扱いません(無視されます)。
• 単語: 単語単位でアニメーションをシーケンスします。
• 線: テキストの行単位でアニメーションをシーケンスします。
• すべて: テキストオブジェクト全体としてアニメーションをシーケンスしま
す。
• カスタム: シーケンスするテキストユニットのサイズをカスタマイズできま
す。「ユニットのサイズ」ポップアップメニューから「カスタム」を選択する
と、「開始」パラメータと「最後」パラメータが表示されます。これらのパラ
メータを使って選択範囲のサイズを指定します。
開始:
このスライダは、「ユニットのサイズ」を「カスタム」に設定したとき
に表示されます。シーケンスする選択範囲の開始点を指定します。
終了:
このスライダは、「ユニットのサイズ」を「カスタム」に設定したとき
に表示されます。シーケンスする選択範囲の終了点を指定します。
スプレッド:
このスライダでは、シーケンスの開始および終了時の減衰の量を
制御します。テキストユニット間の遷移を緩やかにしたい場合は、「スプレッ
ド」の値を大きくします。
方向:
このポップアップメニューでは、シーケンスの方向を、「前から後ろへ」
(デフォルト)、「後ろから前へ」、「中央から端へ」、「端から中央へ」、ま
たは「ランダム」に設定します。
• 前から後ろへ: 文字の方向(通常は左から右)にシーケンスします。
• 後ろから前へ: 逆方向(通常は右から左)にシーケンスします。
• 中央から端へ: テキストの中央から外側に向かってシーケンスします。
• 端から中央へ: テキストの外端から内側に向かってシーケンスします。
• ランダム: シーケンスの方向をランダム化します。「方向」ポップアップメ
ニューから「ランダム」を選択すると、「ランダムシード」パラメータが表示
されます。
ランダムシード:
このコントロールは、「方向」を「ランダム」に設定したと
きに表示されます。新しい数字を入力するか「生成」ボタンをクリックすること
によって、シーケンスの方向の現在のランダム性(シード値)を変更できます。
1046
第 17 章
テキストをアニメーションする
速度:
このポップアップメニューでは、シーケンスビヘイビアの動作を「一
定」、「イーズイン」、「イーズアウト」、「イーズイン/アウト」、「加速」、
「減速」、または「カスタム」に設定します。
メモ: デフォルトでは、シーケンスアニメーションの継続時間は、アニメーショ
ンが適用されているテキストオブジェクトの継続時間と同じになります。ミニタ
イムラインまたは「タイムライン」でビヘイビアのバーを調整することによっ
て、ビヘイビアの速度を変えることができます。詳しくは、「
テキストビヘイビ
アの速度を変更する
」を参照してください。
• 一定: シーケンスアニメーションがテキストオブジェクトの一方の端から他
方の端まで一定の速度で移動します。シーケンスは「方向」ポップアップメ
ニューで指定した方向に移動します。
• イーズイン: シーケンスアニメーションがゆっくり始まり、テキスト上を進
むにつれて速くなり、通常の速度で終わります。
• イーズアウト: シーケンスのアニメーションが通常の速度で開始され、テキ
ストの最後に向かって進むに従って減速します。
• イーズイン/アウト: シーケンスのアニメーションがゆっくりとした速度で
開始され、テキストの継続時間の半分までは移動と共に通常の速度まで加速
し、テキストの最後に向かう後半の移動は、移動と共に減速します。
• 加速: シーケンスアニメーションがテキスト上を進むにつれて加速していき
ます。
• 減速: シーケンスアニメーションがテキスト上を進むにつれて減速していき
ます。
• カスタム: キーフレームすると、選択範囲(アニメーション)がテキストを
移動する方法を指定できます。「速度」ポップアップメニューから「カスタ
ム」を選択すると、「カスタム速度」パラメータが表示されます。
カスタム速度:
このスライダは、「速度」を「カスタム」に設定したときに表
示されます。キーフレームを使ってテキスト内でアニメーションが行われる位置
を定義することによって、シーケンスの完了状態を設定できます。
ループ:
このスライダでは、継続時間中にアニメーションシーケンスがテキス
トを移動する回数を設定します。
速度を適用:
このポップアップメニューでは、複数回のループにわたるシーケ
ンス処理の速度を制御します。このメニューには 3 つのオプションがあります。
• ループごとに 1 回: 「速度」ポップアップメニューで選択した設定をループ
ごとに 1 回適用します。たとえば、「速度」を「加速」に設定した場合、シー
ケンスアニメーションの速度が各ループ内でテキスト上を進むにつれて加速し
ていきます。
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第 17 章
テキストをアニメーションする
• 継続時間全体: 「速度」ポップアップメニューで選択した設定をビヘイビア
全体に 1 回適用します。たとえば、「速度」を「加速」に設定した場合は、
ループ回数に関係なく、シーケンスアニメーションの速度がビヘイビア継続時
間全体でテキスト上を進むにつれて加速していきます。
• オブジェクトごとに: 「速度」ポップアップメニューで選択した設定を各ルー
プ内でオブジェクトごとに 1 回適用します。たとえば、「速度」を「加速」に
設定した場合、シーケンスアニメーションの速度が各ループ内でテキストオブ
ジェクトごとに加速していきます。
終了時の状態:
このポップアップメニューでは、シーケンスアニメーションの
終了時にアニメーションを適用する方法を指定します。3 つのオプションがあり
ます:
• ホールド: シーケンスのアニメーションを 1 サイクル実行し、(シーケンス
内の最後のテキストユニットがアニメーションを終了した後)そのアニメー
ションを最初からもう一度開始します。
• ラップ: シーケンスアニメーションを一続きのループとして取り扱い、シー
ケンス内の最後のテキストユニットに到達したら最初のテキストユニットに戻
します。
• ピンポン: シーケンスのアニメーションのサイクルを順方向に 1 回実行した
後、アニメーションを逆方向に 1 回実行するといったような処理を実行しま
す。
終点のオフセット:
シーケンスビヘイビアのエフェクト終了点をオフセットす
るスライダです。デフォルトでは、シーケンスアニメーションはビヘイビアの最
後まで実行されます。たとえば、テキストオブジェクト(またはプロジェクト)
の最後から 60 フレーム前でシーケンスを停止するには、「終点のオフセット」
スライダを 60 までドラッグするか、値フィールドに 60 を入力します。「タイム
ライン」でビヘイビアの終了点をトリムする代わりに、このスライダを使ってエ
フェクトを停止すると、オブジェクトの残りの継続時間中、エフェクトが最後の
状態のままになります。ビヘイビアの終了点をトリムすると、テキストが元の設
定にリセットされます。
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第 17 章
テキストをアニメーションする
ずれ:
このコントロールグループを使うと、シーケンスに割り当てた属性をテ
キスト上でランダム化できます。たとえば、縮小/拡大シーケンスにずれを加え
ると、元の「調整」値から、シーケンスビヘイビアで設定した「調整」値に変化
するのではなく、縮小/拡大率がランダム化されます。ランダム化の度数は、こ
れらのスライダを使って制御します。シーケンスを「終了」、「開始」、「ス
ルー」、または「スルー反転」に設定すると、「ずれ」の数値がランダム性にど
のように影響するかを確認しやすくなります。次の図は、Y 位置をオフセットす
るシーケンスアニメーションの例です。ずれ(度数)に低い値を適用すると、テ
キストが滑らかでゆっくりとした波に乗っているかのように、テキストラインに
沿って非常に滑らかにランダム化されます。
ずれを大きくすると、テキストラインに対する動きがよりランダムになります。
テキストが非常に細かく激しい波に乗っているかのように、文字が Y 軸上でより
ランダムにオフセットします。
「シーケンス処理」ポップアップメニューから「カスタム」を選択した場合に
も、原則は同じで、ずれに低い値を適用するとテキストが滑らかなパスを描いて
アニメーションからオフセットされ、高い値を設定するとよりランダムになりま
す。
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第 17 章
テキストをアニメーションする
メモ: 「ずれ」パラメータは感度が高いので、アニメーションを滑らかにするに
は値を低くしてください。
• ずれ: シーケンスに割り当てられた属性の値をテキスト上で変動させること
ができるスライダです。たとえば、不透明度のシーケンスにずれを加えると、
元の「調整」の値からシーケンスビヘイビアに設定済みの「調整」の値に正確
に変化するのではなく、不透明度がランダム化されます。
• 最小: シーケンスするパラメータ値のずれの下限を設定するスライダです。
たとえば、テキストの縮小/拡大をアニメートするシーケンスで「最小」を
25 %に設定した場合、テキストユニットが縮小する最小サイズは、ビヘイビ
アに設定した「調整」値の 25 %になります。
メモ: 「シーケンス処理」ポップアップメニューから「カスタム」を選択した
場合は、「最小」および「最大」パラメータの代わりに「量」パラメータが表
示されます。
• 最大: シーケンスするパラメータ値のずれの上限を設定するスライダです。
たとえば、テキストの縮小/拡大をアニメートするシーケンスで「最大」を
75 %に設定した場合、テキストユニットが拡大する最大サイズは、ビヘイビ
アに設定した「調整」値の 75 %になります。
メモ: 「シーケンス処理」ポップアップメニューから「カスタム」を選択した
場合は、「最大」および「最小」スライダの代わりに「量」スライダが表示さ
れます。
• 適応量: 「シーケンス処理」ポップアップメニューから「カスタム」を選択
したときに表示されるスライダです。アニメートするパラメータがそのアニ
メーション値から変動できる最大量を指定します。たとえば次の図は、正の Y
方向に動く、グリフのカスタムアニメーションの例です。「適応量」を 50 に
設定すると、グリフはアニメーションパスの左右 50 ピクセル以内で変動しま
す。太い赤線はアニメーションパスを示し、細い赤線はランダムなパスを示し
ます。
• ノイズ量: ランダムなずれの追加オーバーレイを調整するスライダです。「ノ
イズ量」の値を大きくすると、影響を受けるパラメータに、より不規則な変化
が生じます。
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第 17 章
テキストをアニメーションする
• シード: 「生成」ボタンをクリックすると、「ずれ」パラメータのランダム
性を決める初期ランダムシードが生成されます。「生成」をクリックした後、
そのランダム性による結果を変更するには、もう一度ボタンをクリックする
か、フィールドに値を入力します。
解決:
このポップアップメニューは、「シーケンス処理」を「カスタム」に設
定したときに表示されます。ビヘイビアの開始または終了、あるいは開始と終了
の両方の時点で、ビヘイビアに定義された値に戻します。値を戻さないオプショ
ンもあります。このパラメータの効果を出すには、「ずれ」を 0 より大きい値に
設定する必要があります。
• 始点: ずれを適用した場合に、ビヘイビアの最初のフレームで、「シーケン
ステキスト」ビヘイビアでビヘイビアの開始時点と終了時点に設定した値(「ビ
ヘイビア」インスペクタの「追加」および「取り除く」ポップアップメニュー
の上)に戻します。
次の図では、テキストの位置をシーケンスしています。「解決」は「始点」に
設定されています。
• 終点: ずれを適用した場合に、ビヘイビアの最後のフレームで、「シーケン
ステキスト」ビヘイビアでビヘイビアの開始時点と終了時点に設定した値(「追
加」および「取り除く」ポップアップメニューの上)に戻します。
次の図では、テキストの位置をシーケンスしています。「解決」は「終点」に
設定されています。
• 両方: ずれを適用した場合に、ビヘイビアの最初と最後のフレームで、「シー
ケンステキスト」ビヘイビアでビヘイビアの開始時点と終了時点に設定した値
(「追加」および「取り除く」ポップアップメニューの上)に戻します。
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第 17 章
テキストをアニメーションする
• どちらでもない: ずれを適用した場合に、ビヘイビアの最初と最後のどちら
のフレームでも、「シーケンステキスト」ビヘイビアでビヘイビアの開始時点
と終了時点に設定した値(「追加」および「取り除く」ポップアップメニュー
の上)に戻しません。
次の図では、テキストの位置をシーケンスしています。「解決」は「どちらで
もない」に設定されています。
属性:
アウトライン、グロー、ドロップシャドウなどのテキスト属性だけでな
く、これらの属性の歪みもシーケンスできます。「属性」ポップアップメニュー
を使って、変更する属性を選択します。以下の 5 つのオプションがあります:
• グリフ: テキストオブジェクトの文字を選択して直接操作するための、グリ
フのオンスクリーンコントロールが表示されます。
画面上グリフツールを使ってシーケンスを設定する方法について詳しくは、
「
「シーケンス処理」の「カスタム」オプションを使用する
」を参照してくだ
さい。
• フェース: 文字のフェース(カラー塗りつぶし)の形、サイズ、および位置
を変更するための、オンスクリーンコントロールが表示されます。
• アウトライン: 文字のアウトラインの形、サイズ、および位置を変更するた
めの、オンスクリーンコントロールが表示されます。
• グロー: 文字のグローの形、サイズ、および位置を変更するための、オンス
クリーンコントロールが表示されます。
• ドロップシャドウ: 文字のドロップシャドウの形、サイズ、および位置を変
更するための、オンスクリーンコントロールが表示されます。
テキスト属性の歪みをシーケンスする方法について詳しくは、「
スタイル属性
の歪みをシーケンスする
」を参照してください。
位置タイプ:
異なるサイズの文字が含まれるテキストオブジェクトのテキスト
属性(グローやアウトラインなど)をオフセットするときに、属性をテキストか
ら均等にオフセットするか(「絶対」)、または文字のサイズに基づいてオフ
セットするか(「相対」)をこのポップアップメニューで指定します。
• 絶対: グローやシャドウなどの属性をテキストオブジェクトからオフセット
するときに、「絶対」を選択すると文字のサイズに関係なく均等にオフセット
されます。
1052
第 17 章
テキストをアニメーションする
次の図では、「位置タイプ」ポップアップメニューから「絶対」が選択されて
いるため、黄色のグローが白いテキストから均等にオフセットされています。
• 相対: グローやシャドウなどの属性をテキストオブジェクトからオフセット
するときに、「相対」を選択すると文字のサイズに応じてオフセットされま
す。
次の図では、「位置タイプ」ポップアップメニューから「相対」が選択されて
いるため、文字のサイズに基づいて黄色のグローが白いテキストからオフセッ
トされています。