ミニタイムラインで編集する
ミニタイムラインでは、多くのノンリニア編集機能を実行できます。「ファイル
ブラウザ」からクリップまたはイメージを、あるいは「ライブラリ」からオブ
ジェクト(リプリケータやシェイプなど)をミニタイムラインにドラッグできま
す。また、オブジェクトを移動、トリム、スリップして、オブジェクトのどの部
分を時間上のどの時点に表示するのかを変更できます。移動、トリム、スリップ
などの編集機能の詳細については、「
タイムラインでオブジェクトを編集する
」
を参照してください。
ミニタイムラインにオブジェクトを追加するには
1
「ファイルブラウザ」からミニタイムラインに項目をドラッグします。
ドラッグすると、編集しようとしているフレームを示すツールヒントが表示され
ます。
2
目的のフレームで、マウスボタンを放します。
オブジェクトがプロジェクトのそのフレームの最初に追加されます。
また、ミニタイムラインには、複数のオブジェクトを一度に追加できます。オブ
ジェクトを連続して(順番に)追加するか、またはコンポジットとして(すべて
の時間上の同じ点に)追加するかを選択します。
ヒント: 「タイムライン」にプロジェクトマーカーがある場合、読み込んだオブ
ジェクトをマーカーにスナップすることができます。読み込んだ項目をミニタイ
ムライン上にドラッグし、スナップ点に黒いバーが表示されたらマウスボタンを
放します。レイヤーのイン点がプロジェクトマーカーに揃えられます。
413
第 8 章
タイムラインを使う
ミニタイムラインに複数のオブジェクトを追加するには
1
「ファイルブラウザ」で Shift キーを押しながら複数の項目をクリックして選択
し、ミニタイムライン上にドラッグします。
ドラッグすると、編集しようとしているフレームを示すツールヒントが表示され
ます。
2
マウスボタンを押したまま、目的のフレームにドラッグします。
ドロップメニューが表示されます。
3
ドロップメニューから編集のタイプを選択し、マウスボタンを放します。
「タイムライン」にドラッグした項目に応じて、最大 4 つのドロップオプション
が使用できます。「タイムライン」ドロップメニューの詳細については、「
ト
ラック領域にレイヤーを追加する
」を参照してください。
時間上でオブジェクトを移動するには
1
「レイヤー」リスト、「タイムライン」のレイヤーリスト、またはキャンバス
で、移動するオブジェクトを選択します。
ミニタイムラインにオブジェクトが表示されます。
2
ミニタイムラインで、オブジェクトを左右のいずれかにドラッグし、時間上の位
置を変更します。
ツールヒントが表示され、オブジェクトの新しいイン点とアウト点、前の位置か
らの変化量が表示されます。
3
目的の位置で、マウスボタンを放します。
オブジェクトを短縮する/延長する(トリムする)には
1
オブジェクトを選択し、ミニタイムラインで表示します。
2
ミニタイムラインの青いバーの開始エッジまたは終了エッジにポインタを置きま
す。
ポインタがトリムポインタに変わります。
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第 8 章
タイムラインを使う
3
バーのエッジをドラッグし、その継続時間を変更します。
ツールヒントが表示され、新しいイン点またはアウト点と編集による変化量が示
されます。
「情報」インスペクタのタイミングコントロールで「終了時の状態」が「ホール
ド」、「ループ」、または「ピンポン」に設定されている場合を除いて、対応す
るメディアファイルで使用可能なフレーム数を超える長さにオブジェクトをトリ
ムすることはできません。
ミニタイムライン上でビデオクリップ(またはその他のマルチフレームオブジェ
クト)をスリップするには
1
変更するマルチフレームオブジェクトを選択します。
2
ミニタイムラインのクリップの本体上にポインタを置き、Option キーを押したま
まにします。
ポインタがスリップポインタに変わります。
3
Option キーを押したまま、使用するクリップの部分に合わせて、ミニタイムライ
ン内を左または右にドラッグします。
ツールヒントが表示され、新しいイン点とアウト点が表示されます。
メモ: クリップをスリップするには、最初にクリップをトリムしておく必要があ
ります。詳細については、「
ビデオレイヤーをスリップする
」を参照してくださ
い。
再生ヘッドをミニタイムラインのプロジェクトマーカーにスナップするには
µ
ミニタイムラインで Shift キーを押しながら再生ヘッドをドラッグします。
プロジェクトマーカーのあるフレームに再生ヘッドがスナップされます。
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第 8 章
タイムラインを使う
ビヘイビアは、プロジェクトに適用できる高度なアニメーションおよびシミュ
レーションエフェクトで、使いやすいグラフィカルコントロールで調整を行えま
す。ビヘイビアを使って、基本的なモーションエフェクトから、複数のオブジェ
クトが相互に作用する様子をシミュレーションする複雑なアニメーションまで作
成することができます。ビヘイビアを、オブジェクト(カメラ、ライト、イメー
ジレイヤー、またはグループ)、またはプロジェクト内の情報に追加すれば、
キーフレームを作成したり調整したりすることなくアニメーションエフェクトを
作成できます。ビヘイビアをオブジェクトまでドラッグすれば、そのビヘイビア
のタイプを基に、オブジェクトがアニメートされます。これらのエフェクトは、
HUD または「ビヘイビア」インスペクタのビヘイビアパラメータを調整するこ
とで変更およびカスタマイズできます。
この章では以下の内容について説明します:
•
ビヘイビアの概念
(ページ 418)
•
ビヘイビアをブラウズする
(ページ 422)
•
ビヘイビアを適用または削除する
(ページ 423)
•
ビヘイビアを修正する
(ページ 432)
•