シェイプをリグル
このビヘイビアは「ランダム化」ビヘイビアと同様に作用しますが、エフェクト
が遅くなります(ダンスクラスの前にエスプレッソを飲みすぎたようなシェイプ
を想像してください)。
「シェイプをリグル」ビヘイビアがシェイプに適用されると、デフォルトでシェ
イプのすべてのコントロールポイントが影響を受けます。「レイヤー」リストで
このビヘイビアが選択されているときは、シェイプビヘイビアの青いスプライン
上に、影響を受けるコントロールポイントが白で強調表示されます。コントロー
ルポイントを無効にするには、コントロールポイントをクリックします。無効に
なったポイントは青で表示されます。
「インスペクタ」のパラメータ
量/乗算:
「適用モード」が「追加」、「除外」、「追加と除外」に設定され
ている場合は、このパラメータは「量」になり、「適用モード」が「乗算」に設
定されている場合は、「乗算」になります。このスライダを使って、リグルビヘ
イビアによって生成される最大値を定義します。
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第 20 章
シェイプ、マスク、およびペイントストロークを使う
適用:
ビヘイビアが適用されるのは、シェイプのコントロールポイントまたは
接線ハンドルのいすれか、もしくはその両方であるかを指定するポップアップメ
ニューです。
• 点: シェイプのコントロールポイントがリグルされ、ビヘイビアの継続時間
中にそれらの位置が変化します。
• 接線: コントロールポイントの接線ハンドル(コントロールポイント自体で
はない)がリグルされます。コントロールポイントは固定の位置に留まり、ポ
イント間のカーブがアニメートされます。
• ポイントと接線: コントロールポイントと接線ハンドルの両方がアニメート
されます。
適用モード:
このビヘイビアが生成する値と、同じ適用先のパラメータに作用
しているほかのビヘイビアやキーフレームとの結合方法を決めるためのポップ
アップメニューです。これによって、適用先の頂点の既存の値を「リグル」ビヘ
イビアを使って、さまざまな方法で変更することができます。4 つのオプション
があります:
• 追加: このビヘイビアによって生成される値が、同じパラメータに影響する
ほかのビヘイビアおよびキーフレームに加算されます。
• 除外: このビヘイビアによって生成される値が、同じパラメータに影響する
ほかのビヘイビアおよびキーフレームから減算されます。
• 乗算: このビヘイビアによって生成される値が、同じパラメータに影響する
ほかのビヘイビアおよびキーフレームに乗算されます。
• 追加と除外: このビヘイビアによって生成される値が、同じパラメータに影
響するほかのビヘイビアおよびキーフレームに加算されてから減算されます。
周波数:
1 秒あたりのランダムな変化の回数を調整するためのスライダです。
値を大きくすると変化が速くなり、値を小さくすると変化が遅くなります。
リグルのオフセット:
同じ「リグル」ビヘイビアを複数のシェイプに適用する
場合に、一連のランダムな値をオフセットすることができるスライダです。各
シェイプに適用する「リグル」ビヘイビアをそれぞれでオフセットすることで、
同期した動きにならないようにすることができます。
ノイズ量:
このスライダでは、設定した「周波数」にランダムな変動を重ね合
わせます。「ノイズ量」の値を大きくすると、影響を受ける頂点に、より不規則
な変化が生じます。
リンク:
このビヘイビアを、X、Y、Z の値から成る 2 次元パラメータ(「歪み」
など)または 3 次元パラメータ(「位置」や「回転」など)に適用した場合に、
このパラメータが表示されます。このチェックボックスを選択すると、ビヘイビ
アのエフェクトでそれぞれの値の比率が維持されます。
アングルを保持:
このチェックボックスを選択した場合、接線ハンドルが平坦
(のまま)になり、カーブの連続性が維持されます。
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第 20 章
シェイプ、マスク、およびペイントストロークを使う
ランダムシード:
新しい「ランダムシード」の数値を生成するためのボタンで
す。このビヘイビアのほかのパラメータに基づいて、一連の値を新しくランダム
に生成するためにこの数値が使われます。
HUD コントロール
「シェイプをリグル」HUD には、「量」、「乗算」、「適用」、「周波数」、
「リグルのオフセット」、「ノイズ量」、「リンク」、および「アングルを保
持」パラメータが表示されます。