「ペイントストロークツール」HUD のパラメータ
「ペイントストロークツール」HUD は、ツールバーで「ペイントストローク」
ツールを選択した後、ストロークを描画する前に表示されます。この HUD には、
ストロークの色と幅を指定するコントロール、ペンの筆圧と速度の影響を受ける
ストローク属性(不透明度や幅など)を指定するコントロール、ストロークを時
間の経過と共に描画するためのチェックボックス、「スムージング」コントロー
ル、プリセットのブラシスタイルに簡単にアクセスできる「シェイプのスタイ
ル」ポップアップメニュー、およびそれらのブラシスタイルをプレビュー表示す
るためのスケッチ領域があります。
ブラシのカラー:
ブラシの色を設定するカラーウェルとスポイトツールです。
これらのコントロールの使いかたについて詳しくは、「
色コントロール
」を参照
してください。
幅:
ペイントストロークの幅を決定するスライダです。
筆圧:
ペイントストロークを作成する前に、このポップアップメニューで、筆
圧の影響を受けるストローク属性を指定できます。このパラメータは、単色ブラ
シタイプの場合、使用できません。以下のいずれかを選択します:
メモ: 筆圧の違いが記録されるのは、スタイラスペンとタブレットを使って描画
したストロークのみです。
• なし: 筆圧は無視されます。
• 幅: 筆圧が高いほど、ストロークの幅が広くなります。ストロークの作成後
に塗り付けの幅を調整するには、「スタイル」パネルおよび「ストローク」パ
ネルにある幅コントロールとブラシ調整コントロールを使います。
• 不透明度: 筆圧が高いほど、ストロークの不透明度が増します。ストローク
の作成後に塗り付けの不透明度を調整するには、「スタイル」パネルまたは
「ストローク」パネルの不透明度コントロールを使います。
• 間隔: 筆圧が高いほど、ストロークの塗り付けの間隔が大きくなります。ス
トロークの作成後に塗り付けの間隔を調整するには、「スタイル」パネルまた
は「ストローク」パネルの間隔コントロールを使います。
• 角度: 筆圧が高いほど、ストロークの塗り付けの角度が大きくなります。ス
トロークの作成後に塗り付けのアングルを調整するには、「ストローク」パネ
ルのアングルコントロールを使います。
• ジッタ: 筆圧が高いほど、ストロークのジッタの量が多くなります。ジッタ
は、ペイントの塗り付けの位置をランダム化して、パーティクルに似たアピア
ランスを持たせます。ストロークの作成後に塗り付けのジッタを調整するに
は、「ストローク」パネルのジッタコントロールを使います。
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第 20 章
シェイプ、マスク、およびペイントストロークを使う
メモ: 筆圧が不透明度と間隔に影響するようにするなど、単一のストローク上で
複数のパラメータに影響するよう指定できます。ストロークを作成する前に「不
透明度」などのオプションを選択します。ストロークを作成したら、ペンのシェ
イプビヘイビアをストロークに適用してから「間隔」などの別のパラメータにそ
の動作を適用します。ペンのシェイプビヘイビアについて詳しくは、「
「シェイ
プ」ビヘイビア
」を参照してください。
ペンの速度:
このポップアップメニューでは、「ペイントストローク」ツール
でストロークを描画するときに記録される速度が、ストロークの幅、不透明度、
間隔、アングル、またはジッタに影響を与えるように設定できます。これらの設
定は、スタイラスペンとグラフィックタブレット、またはマウスを使って作成し
たペイントストロークに適用できます。このパラメータは、単色ブラシタイプの
場合、使用できません。以下のいずれかを選択します:
• なし: ペンの速度は無視されます。
• 幅: ペンを動かす速度は速いほど、ストロークの幅が狭くなり、ペンを動か
す速度が遅いほど、ストロークの幅が広くなります。ストロークの作成後に塗
り付けの幅を調整するには、「スタイル」パネルおよび「ストローク」パネル
にある幅コントロールとブラシ調整コントロールを使います。
• 不透明度: ペンを動かす速度が速いほど、ストロークの不透明度が小さくな
ります。ストロークの作成後に塗り付けの不透明度を調整するには、「スタイ
ル」パネルまたは「ストローク」パネルの不透明度コントロールを使います。
• 間隔: ペンを動かす速度が速いほど、ストロークの塗り付けの間隔が大きく
なります。ストロークの作成後に塗り付けの間隔を調整するには、「スタイ
ル」パネルまたは「ストローク」パネルの間隔コントロールを使います。
• 角度: ペンを動かす速度が速いほど、ストロークの塗り付けの角度が大きく
なります。ストロークの作成後に塗り付けのアングルを調整するには、「スト
ローク」パネルのアングルコントロールを使います。
• ジッタ: ペンを動かす速度が速いほど、ストロークのジッタの量が多くなり
ます。ジッタは、塗り付けがパーティクルによく似たアピアランスを持つよう
に、ペイント塗り付けの位置をランダム化します。ストロークの作成後に塗り
付けのジッタを調整するには、「ストローク」パネルのジッタコントロールを
使います。
なぞり描き:
このチェックボックスを選択すると、時間の経過と共にキャンバ
スにストロークを「描画」できます。詳しくは、「
なぞり描き
」を参照してくだ
さい。
スムージング:
このチェックボックスを選択すると、コントロールポイントの
数を減らした、より滑らかなストロークが作成されます。スムージングをオンに
して描画したペイントストロークは、ベジェシェイプとして作成されます。ス
ムージングをオフにして描画したペイントストロークは、直線状のシェイプとし
て作成されます。
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第 20 章
シェイプ、マスク、およびペイントストロークを使う
シェイプのスタイル:
選択したシェイプに対してプリセットのシェイプのスタ
イル(「ライブラリ」からのもの)を適用できるポップアップメニューです。ま
た、このポップアップメニューを使って、どのようなカスタムのシェイプスタイ
ルでもライブラリに保存することができます。このリストには、「ライブラリ」
に保存したすべてのストローク(シェイプ)のプリセットも表示されます。
スケッチ領域:
「ペイントストロークツール」HUD の現在の設定でブラシスタ
イルを使用するときに、そのプレビューを確認できる空白のフィールドです。