パラメータリスト
選択したオブジェクトでキーフレーム可能なパラメータは、「キーフレームエ
ディタ」の左側のリストに表示されます。これには、オブジェクトプロパティ、
フィルタ、ビヘイビアなどがあります。「レイヤー」リストまたは「タイムライ
ン」で複数の項目を選択すれば、複数のオブジェクトでパラメータを比較できま
す。
このパラメータリストには以下の項目があります:
アクティブ化チェックボックス:
左側の列にあるチェックボックスで、グラフ
に表示するパラメータを設定します。チェックボックスの選択を解除すると、右
側のグラフでパラメータのキーフレームとカーブが非表示になります。
パラメータ名:
パラメータリストの 2 番目の列にオブジェクト名とパラメータ
名が表示されます。Control キーを押しながらパラメータ名をクリックして、
ショートカットメニューからパラメータビヘイビアを適用します。
値:
再生ヘッドの位置のパラメータ値は 3 番目の列に表示されます。パラメー
タ値は、このフィールドの数値を左右にドラッグすることで変更します。また
は、フィールドをダブルクリックしてから、値を入力します。表示される値と編
集オプションは、いくつかの要素によって決まります:
• 再生ヘッドがキーフレームにある場合、キーフレームの値がこのフィールドに
表示されます。値を調整すると、キーフレームが変更されます。
• 再生ヘッドがキーフレームにない場合は、現在のフレームのパラメータ値がこ
のフィールドに表示されます。パラメータにキーフレームが設定されている場
合は、値を調整すると、そのフレームに新しいキーフレームが作成されます。
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第 12 章
キーフレームとカーブ
キーフレーム値の変更について詳しくは、「
キーフレームを変更する
」を参照し
てください。値スライダについて詳しくは、「
値スライダ
」を参照してくださ
い。
キーフレームとキーフレーム・ナビゲーション・ボタン:
4 番目の列には、キー
フレームコントロールが表示されます。これらのコントロールは「インスペク
タ」のコントロールと同じで、「前のキーフレーム」ボタン、「キーフレームを
追加/削除」ボタン、および「次のキーフレーム」ボタンです。詳しくは、「
キー
フレームコントロール
」を参照してください。
アニメーションメニュー:
5 番目の列にはアニメーションメニューが表示され
ます。このメニューを開くには、この列の上にポインタを置くと逆向きの矢印が
表示されるので、これをクリックします。「キーフレームエディタ」のアニメー
ションメニューには、「インスペクタ」のアニメーションメニューにあるすべて
のコマンドに加え、いくつかの追加コマンドがあります:
Animation menu
• アニメーションを有効にする/アニメーションを無効にする: キーフレーム
値をアクティブまたは非アクティブにします。「アニメーションを無効にす
る」を選択すると、設定したキーフレームが表示されなくなり、パラメータは
デフォルト値に戻ります。ただし、キーフレームは削除されるわけではありま
せん。「アニメーションを有効にする」をもう一度選択すると、パラメータは
最後にキーフレームが設定された状態に戻ります。
• パラメータをリセット: パラメータのキーフレームと設定を削除して、デフォ
ルト値に戻します。
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第 12 章
キーフレームとカーブ
• キーフレームを追加: 「キーフレームエディタ」の現在のフレームにキーフ
レームを追加します。キーフレームが追加されているフレームに再生ヘッドが
ある場合、このコマンドは使用できません。
メモ: キーボードショートカット(Control + K)を使用することで、キーフレー
ムを追加できます。オブジェクトの最後に修正したパラメータにキーフレーム
が追加されます。
• キーフレームを削除: 現在のキーフレームを削除します。このコマンドは、
キーフレームがあるフレームに再生ヘッドがある場合に使用できます。
• 前のキーフレーム: このパラメータの前のキーフレームに再生ヘッドを移動
します。このコマンドは、プロジェクト内で前にキーフレームがある場合に使
用できます。
• 次のキーフレーム: このパラメータの次のキーフレームに再生ヘッドを移動
します。このコマンドは、プロジェクト内で後ろにキーフレームがある場合に
使用できます。
• 補間: パラメータにカーブの種類を設定します。さまざまな補外方法の例に
ついては、「
カーブを変更する
」を参照してください。「一定」、「リニア」、
「ベジェ」、「連続的」、「指数」、または「対数」を選択します。
• 最初のキーフレームの前: 最初のキーフレームとクリップの始まりの間に起
こる事象を定義します。補外方法の例については、「
補外
」を参照してくださ
い。「一定」、「直線状」、「ピンポン」、「繰り返し」、「プログレッシ
ブ」を選択します。「キーフレームを生成」を選択すれば、補外をキーフレー
ムに変換できます。
• 最後のキーフレームの後: 最後のキーフレームとクリップの終わりの間に起
こる事象を定義します。補外方法の例については、「
補外
」を参照してくださ
い。「一定」、「直線状」、「ピンポン」、「繰り返し」、「プログレッシ
ブ」を選択します。「キーフレームを生成」を選択すれば、補外をキーフレー
ムに変換できます。
• パラメータをロック/パラメータをロック解除: パラメータが変更されない
ようにロックします。パラメータがロックされていると、キーフレームとカー
ブのどちらも調整できなくなります。
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第 12 章
キーフレームとカーブ
• キーフレームを間引く: 「キーフレームを間引く」ダイアログが開きます。
このダイアログでは、パラメータのキーフレームに間引きアルゴリズムを適用
できます。これは、カーブの形状を保ったまま、パラメータのキーフレームの
数を減らします。間引きアルゴリズムは 2 通りの方法で調整できます。「エ
ラーの最大許容度」を大きくすると、キーフレームの数が少なくなり、「ス
ムージング係数」を大きくすると、キーフレーム値間のカーブがより滑らかに
なります。
• カーブのスナップショットに設定: 選択されているカーブに加えられたキー
フレームの変更を最新のスナップショットに戻します。このコマンドは、「カー
ブのスナップショットを撮って表示」(「キーフレームエディタ」の右上隅に
あるカメラのボタン)がオンになっているときに使用できます。詳しくは、
「
カーブのスナップショット
」を参照してください。