「キーフレーム変形ツール」を使う
「キーフレーム変形ツール」を使うと、いくつかのキーフレームを囲んでいる選
択ボックスをドラッグし、選択ボックスのハンドルを調整することでそれらの
キーフレームの位置を操作できます。
「キーフレーム変形ツール」を使って選択ボックスを描くには
1
「キーフレーム変形ツール」(パラメータリストの上)を選択します。
Keyframed parameters
before selection
2
グラフ領域内でドラッグして、操作するキーフレームを囲むボックスを作成しま
す。
グラフ領域に 8 個のハンドルを持つ選択ボックスが表示されます。
Selection box handle
704
第 12 章
キーフレームとカーブ
選択ボックスを描画した後は、いくつかの方法でボックスとキーフレームを操作
できます。選択ボックスのハンドルをドラッグすると、キーフレームが移動しま
す。
重要:
「キーフレーム変形ツール」を使ってキーフレームを変形すると、デフォ
ルトでは、キーフレームはフレーム全体として調整されます。「Motion」環境設
定の「時間」パネルで「サブフレームのキーフレーミングを許可」チェックボッ
クスがオンになっている場合は、キーフレームをサブフレーム単位で調整できま
す。サブフレーム単位ではより正確な調整が可能ですが、フレームの間にある
キーフレームに再生ヘッドを移動する場合は、「次の/前のキーフレーム」コン
トロール(またはキーボードショートカット)を使用します。サブフレーム単位
で調整されたキーフレームをポインタで移動すると、フレームは最も近い完全な
フレームにスナップします。
キーフレームを変形する
境界ボックスのハンドルを移動する操作は、任意のオブジェクトの選択ボック
スのハンドルをドラッグする操作に似ています。この場合の違いは、これらの
ハンドルを移動することによる変形操作が、選択ボックスとそれに囲まれてい
るキーフレームに影響を及ぼす点にあります。選択ボックスを移動した方向
に、選択したキーフレームが移動されます。その結果、時間軸上でのキーフ
レームの位置またはキーフレームのパラメータ値のいずれか、または同時にそ
の両方に、影響を与えることができます。選択ボックスを縮小/拡大すると、
選択ボックス内のキーフレームが縮小/拡大され、キーフレームのタイミング
およびパラメータ値が同様に変更されます。
選択ボックスを使ってみて、囲まれているキーフレームに操作が与える影響を
確認してください。
選択ボックスを移動するには
µ
選択ボックス内をドラッグして、ボックスと囲まれているキーフレームを移動し
ます。
左右に動かすと時間軸上のキーフレームの位置が移動し、上下に移動すると、
キーフレームのパラメータ値が増加または減少します。
メモ: 位置を変更した後のボックスが元の選択範囲外のキーフレームに重なって
いる場合でも、ボックスをドラッグした先の場所に関係なく、元のボックスで選
択されていたキーフレームだけが操作の対象となります。追加のキーフレームを
操作するには、グラフ領域で選択ボックスを描き直します。
ドラッグするハンドルの反対側のハンドルを基準として選択ボックスを拡大/縮
小するには
µ
ハンドルをドラッグして、選択ボックスのサイズを変更します。
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第 12 章
キーフレームとカーブ
選択ボックスの形状は、反対側または反対側の隅のハンドルを基準として変化し
ます(反対側は動きません)。
選択ボックスをその中央を中心として拡大/縮小するには
µ
Option キーを押したまま、選択ボックスのハンドルをドラッグします。
軸に沿ってドラッグすると、ボックスの両側が中央を中心として上下に拡大/縮
小されます。
選択ボックスを非対称な形にするには
µ
Command キーを押したまま、選択ボックスの角のハンドルをドラッグします。
それぞれの角のハンドルは、選択ボックスのほかの 3 つの角のハンドルとは別に
単独で移動します。
選択ボックスの選択を解除するには
以下のいずれかの操作を行います:
µ
「キーフレームエディタ」内で、選択ボックスの外側の任意の場所を 1 回クリッ
クします。
µ
「キーフレーム編集」ツールを選びます。
選択ボックスが消えます。
ヒント: 別のキーフレームのまとまりを囲む場合は、古い選択ボックスの外側に
新しい選択ボックスを描画することもできます。