HUD を使用したアニメーション
HUD に表示されるパラメータには、記録ボタンを使用するか、初期キーフレー
ムを設定して、キーフレームを作成できます。たとえば、キャンバスでオブジェ
クトが選択されていれば、HUD から簡単にオブジェクトの不透明度にアクセス
できます。一時的に黒くするなどのカスタムエフェクトを作成するには、HUD
で不透明度のパラメータをキーフレームします。
クリップの不透明度をアニメートするには
1
再生ヘッドを、フェードインを開始する位置に移動します。
2
以下のいずれかの操作を行います:
• 記録ボタンをクリックして(または A キーを押して)キーフレームの記録をオ
ンにしてから、HUD で「不透明度」スライダハンドルをクリックします。
スライダの値を変更しない場合でも、クリックするとその位置に「不透明度」
のキーフレームが設定されます。このようにすると、オブジェクトの不透明度
はクリップの開始からこのキーフレームまで前の状態のままになり、補間はそ
の次のキーフレームに向かって開始されます。
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第 12 章
キーフレームとカーブ
• 記録ボタンをオフにして、HUD で「不透明度」スライダハンドルをクリックし
てから、Control + K キーを押します。
3
再生ヘッドを新しいタイム位置に移動します。
4
不透明度の値を変更します。
5
再生ヘッドをさらに進めます。
6
「不透明度」のスライダをもう一度変更します。
7
キーフレームの記録がオンになっている場合は、記録ボタンをクリックして(ま
たは A キーを押して)キーフレームの記録をオフにします。
カーブの最初と最後のキーフレーム
キーフレームを追加していくと、「Motion」ではエフェクトを補間するように
中間フレームが変更されます。しかし、最初のキーフレームの前や最後のキー
フレームの後ろにあるフレームには、どのような値が使用されるのでしょう
か?
デフォルトでは、最初のキーフレームを追加すると、それと同じ値がクリップ
の最初と最後までそれぞれ適用されます(キーフレームを追加しなかった場合
と同じ)。
2 つ目のキーフレームを追加すると、エフェクトが時間の経過に伴って変化す
るようになります。最初のキーフレームの前にあるフレームは、最初のキーフ
レームの値のままです。同様に、最後のキーフレームの後ろにあるフレーム
は、最後に定義された値を保持しています。
このデフォルトの動作は、この章の後半にある「
補外
」のセクションで説明す
る「最初のキーフレームの前」および「最後のキーフレームの後」サブメニュー
を使用してループやほかのパターンを作成すれば無効にできます。